ハイパーインフレ169万%のベネズエラ、今の貨幣価値が一発で分かる写真がこれ
netgeek 2019年3月23日
|
経済と治安が著しく悪化するベネズエラにおいて国民の生活が大変なことになっている。行きていくうえでかかせないお金が紙くず以下の価値になっているのだ。
政府の信用がなく、拾う価値もない紙切れ。
一見すると紙幣が道端にばらまかれている夢のような光景なのだが、実はこの紙幣にさほど価値はない。いや、落ち葉以下と言ったほうが正確だろうか。
ベネズエラではハイパーインフレが起き、物価上昇率が年率169万8488%を記録した。
月間の物価上昇率は141%でみるみるうちに値段があがっていく。以下の写真は物を買うのにどれだけの紙幣が必要か分かりやすくしたもの。
買い物に行く際は札束を抱えていかないといけないので非常に不便だ。もはや金銭感覚も狂い、何が安いのか何が高いのかも分からなくなってしまう。
日本では全く考えられない事態だ。このような国にとってビットコインやリップルなどの仮想通貨はありがたいものなのかもしれない。変動が大きいとはいえ、自国の通貨よりはよっぽど信頼できるし、決済も楽だ。
マドゥロ大統領は何とか立て直しを図ろうとしているものの、アメリカの経済制裁もありインフレは当面は続くと予想されている。IMF(国際通貨基金)は2019年中にインフレ率が年率1,000万%に達するという見解を公表している。
Comments (2)