北朝鮮「米朝首脳会談の失敗はアメリカと日本のせいだ!(怒)」
netgeek 2019年3月9日
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2回目の米朝首脳会談が決裂したことについて、北朝鮮のメディアが他責性の強い報道を行った。
収穫なしはやはり厳しかったか。
長い時間をかけて移動しトランプ大統領と面会した金正恩。北朝鮮はその後、ミサイル開発の再開に向けて再稼働し始めたとも言われており、相当苛立っているものと思われる。
金正恩は完全な核放棄よりも先に制裁解除するよう求めたが、トランプ大統領はこれを断った。
さて、この結果について北朝鮮の労働新聞は「アメリカに責任がある」という意見を紹介して独特な論を展開した。
要するに金正恩に非はないということなのだろう。
さらに、ついでとばかりに無関係な日本のことも非難する。
こうした報道の目的は責任の所在がアメリカと日本にあると北朝鮮国民に知らしめることにあるのだろう。
会談終了後、金正恩はメディアに対して次のように語った。
・未来を切り開く朝鮮の力は誰も抑制することはできないと証明できた
・極悪非道な制裁は破綻するのは時間の問題
・我々に有利に展開している
・狙い通りになっており、条件が整いつつある
制裁で追い詰められている状況をものともせず、非常に強気という印象を受ける。しかし、制裁で困っているからトランプ大統領と会談したのであり、今さら強気に見せかけてももう遅い。
主導権はアメリカと日本が握っているのであり、北朝鮮は条件を飲んで従うしかないのだ。このまま抵抗し続けてもジリ貧なだけ。金正恩はいつか降参するだろう。