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【炎上】河野大臣の質問無視、「ノーコメント」と宣言したのに記者がしつこく4回も聞いていた

netgeek 2018年12月12日
 

河野太郎大臣が記者の質問を一切無視して「次の質問をどうぞ」と4回連続で言ったことが問題視されている。だが、前後の事実関係も含めて調べてみると記者の言行にこそ問題があることが分かった。

河野大臣の衝撃的な無視映像。

この部分だけ切り取って報じられるといかにも河野大臣が酷いことをしているように思えてしまう。ネット上では「外務大臣として不適切な対応だ」「これはおかしい」「ちゃんと答えろ」と怒りを露わにする声が多くみられる。

だがノーコメントを貫いたのには理由がある。

まず、ロシアは北方領土について「第二次大戦でロシアのものになった。日本も認めるべきだ」と強く主張していた。

こうした事前の主張は交渉のテクニックでもあるだろう。

ロシアの強気の姿勢を受け、河野大臣はどう出るのか。国会では手の内を明かしたくないとして「ノーコメント」と宣言した。これが先週のことだ。

そして11日の記者会見。記者たちはノーコメントと分かっていることを何度もしつこく聞いた。

以下、各社の質問まとめ。

時事通信「北方領土はロシアのものと聞いてどう受け止めた?」

読売新聞「発言は控えるということですが、この場で反応もしないのでしょうか?」

共同通信「発言を控えるとアンバランスで悪影響が出るのでは?」

共同通信「なんで質問に『次の質問どうぞ』と言うんですか?」

記者もノーコメントだということは理解していたのに、しつこく聞き出そうとしているところがおかしい。情報を入手して金儲けしている民間企業としてはなんとか発言を引き出したいのだろうが、国民としてはマスコミ対応よりも国益を優先する河野大臣の姿が頼もしく見える。

なおこの後、記者が「不適切なのではないか?」と尋ねると、河野大臣は「政府の方針を交渉の場以外で発信することは、余計な臆測を呼び交渉のためにならない。国会でもコメントを控えるが理解してほしい。交渉に向けての環境をしっかり整えたい」という趣旨のコメントを行った。

非常にデリケートな問題なので迂闊には発言できないという事情はよく分かる。もし「北方領土は日本のものだ」と言ってしまうとマスコミに尾ひれをつけられ、その後の伝言ゲームでロシアにどう伝わるか分からないし、逆に「ロシアのものだ」と言うこともできない。だからここはノーコメントにしておいて、ロシア側と直接交渉するのが賢いやり方だろう。

ネット上では河野大臣がひどくバッシングされているが、前後も含めて事実関係を理解するとむしろバッシングされるべきは記者たちのほうだという結論に至る。国益を損なうリスクがあることをしつこく質問するのは間違っている。

続き→辻元清美「記者を無視した河野大臣、国民を無視したに等しい」←違う

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