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大学が「五輪ボランティア参加で単位認定」 学問の本質が揺らぐ

腹BLACK 2018年9月7日
 

人手不足が見込まれる2020東京五輪について、大学がボランティアに参加すれば単位を認定するという方針を検討し始めた。

学問の本質が揺らぐと非難轟々。

最新の調査では都内130大学のうち半数近くが単位認定を前向きに検討しているとのこと。

さらに「ボランティアに参加できるよう試験日などをずらすなど対応する」は66%だった。亜細亜大学や日本体育大学はすでに認定する方針で動いており、11万人必要なボランティアが一気に獲得できるかもしれない。

他方で東京大学の小林雅之教授はこうした施策に懸念を示す。

本来の大学教育とはずれたただの人材派遣で、労働力が買い叩かれているだけのような気がしてならない。単位というエサをぶら下げれば学生は参加するだろうが、大学の教育力や生徒の学力低下に繋がる恐れが強い。

そうではなく以前から日本国民が求めているのは待遇を良くすることなのだ。気軽に参加できるボランティアではなく事前の研修が必要なのだから、せめて交通費に加えて宿泊費も出してはどうか。

頑張って参加すればするほど自分の赤字が増えるというのはインセンティブシステムとしておかしい。宿泊費を出しても予定人数に達しないならもう報酬を出すのがまっとうなやり方だろう。ボランティアではなく、純粋に雇用に切り替えるということだ。

そもそもボランティア参加はどの教科の単位に割り当てるのか。学部によっては適切な科目がないことも懸念される。

ただし、ボランティアで単位認定というのはすでに一部大学にある仕組みで、フィールドワークの一環として経験もまた評価されるべきという声も。

全体の傾向として今後は偏差値の低い大学ほど単位を認定する流れになるのではないだろうか。しっかりと教育に取り組んでいる大学はこんなことでは単位取得は認めないと思う。

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