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教会「綺麗にしてくれ(清掃)」美術教師「綺麗にしておいたわよ(上書き)」スペインが修復作業でまたやらかす

netgeek 2018年6月28日
 

ナバラ州エステーリャの聖ミカエル教会にある16世紀の彫像が連絡ミスにより、とんでもない姿に変わり果ててしまった。

マスコミが大々的に取り上げる大事件。

今回、問題になったのは聖人サン・ホルヘ(聖ゲオルギオス)がドラゴンを退治する姿が表現された彫像。歴史的な価値があるものなのだが、見た目がすっかり変わってしまった。

左が最新の姿で、右が元の姿。塗料がだいぶ薄くなっていたところを、色鮮やかなカラーリングが施されてしまった。

専門家は「しっくいと間違った種類の塗料が使われていて、元の絵が失われた可能性がある。これは専門家によって専門的に行われるべき仕事だった」とコメント。素人目に見てもおかしいのははっきりと分かる。

なぜこのようなミスが起きたのか。マスコミの取材により、徐々に全体像が見えてきた。

市当局「教会が市当局に相談することなく勝手にやった。あろうことか修復作業の専門家ではなく工芸団体にやらせた」

教会の司祭「担当者が勝手にやった。彫刻を清掃してほしかっただけで修復の予定はなかった」

彫像の作業は美術教師が担当したという。おそらく司祭の「(ほこりを払うなどして)綺麗にしてほしい」という言葉を美術教師が修復作業と勘違いしたまま暴走してしまったものと思われる。

スペインといえばイエス・キリストの壁画が素人によって修復されてしまうハプニングもあった。

北東部ボルハに飾られていた「Ecce Homo(この人を見よ)」という題の19世紀の壁画。湿気で傷んでおり、地元の高齢女性セシリア・ヒメネスさんが修復に着手。できあがった絵は酷いもので「猿のキリスト」と揶揄された。

ネット上では今回の騒動とあわせて話題沸騰中。

単純な連絡ミスでここまでの事態になってしまうとは…。しかし莫大な宣伝効果を生んだ「猿のキリスト」には多数の観光客が押し寄せており、今回の彫像についても同じ集客効果が期待できるという前向きな見方もある。

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