【悲報】硬派なハフィントンポストがいつの間にかバイラルメディア化していた
netgeek 2014年5月7日
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ハフィントン・ポストの記事一覧をざっとみたところ、依然として真面目なニュースが中心ではあるが、ところどころにネタも織り交ぜ始めている。BuzzFeedやDisractifyといった近年のバイラルメディアの盛り上がりを見て、a新たな波に乗ろうと考えたのだろうか。
3つの記事パターン
ハフィントンポストが取り上げるバイラルメディア系のネタ記事を分析したところ、以下の3つに分類することができた。海外のバイラルメディアがやっているような典型的な記事パターンだ。
(1)twitter紹介
http://www.huffingtonpost.jp/2014/05/05/cats-vs-shrimp_n_5270325.html?utm_hp_ref=japan
面白いツイートを見つけてきて、埋め込みで紹介するパターン。数行のコメントが書き加えられている。
(2)画像まとめ
http://www.huffingtonpost.jp/2014/05/05/mothers-day-present-ideas_n_5269405.html?utm_hp_ref=japan
バイラルメディアでよくありがちな「~な10のこと」や「~な15の理由」といった画像まとめ。BuzzFeedが得意な形態だ。
(3)動画紹介
面白いYOUTUBEなどの動画を紹介する形式。twitter紹介と同じように数行のコメントが書き込まれているだけで、オリジナルコンテンツは乏しい。
これまで長文で硬い記事を書いていたハフィントン・ポストがここまで砕けた記事をあげるようになるとは驚きだ。現在のハフィントン・ポスト編集長は元ライブドアで、堀江貴文氏の下で働いていた経験がある松浦茂樹氏。思い切った舵取りに注目が集まるが、果たしてこの新たな試みはうまくいくのだろうか。
これから起こるのはバイラル系記事がバズってPVが増えるか、従来のリピーターが離れていき、PVが下がるかどちらかだろう。
別媒体にすべきではないか
バイラルメディアを始めたいのなら、専門のサイトを新たに開設すべきではないだろうか。これまで真面目なニュースを好んでハフィントン・ポストを見ていた層は、新たに記事としてあがってくるようになったネタ系の記事に違和感を覚えることが危惧される。このターゲットと記事コンテンツのミスマッチを防ぐためには別サイトとして分離するしかないのだ。
例えば、ITメディアは「デジカメプラス」や「自分戦略研究所」というように様々なターゲットに合わせて複数のサイトを展開している。フッター部分には運営サイト一覧が載せられており、そちらを見ればいかに多くの特化型サイトを運営しているかがお分かりになるだろう。
参考:ITメディア
http://www.itmedia.co.jp/
決して全ての記事を1つのサイトに集約するということはせずに、それぞれのサイトが独自のターゲットとポジショニングを持つように戦略的に展開しているのだ。そしてITメディアはぬかりなく「ねとらぼ」というバイラルメディア系サイトも運営している。
ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/
ハフィントン・ポストもバイラルメディアを始めたいのならば、ITメディアと同じように別サイトとして新たにオープンしてはいかがだろうか。そちらのほうがターゲットに強く刺さるはずだ。
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