佐藤琢磨にLUXURY CARDのステマ疑惑が持ち上がるもグレーゾーン
netgeek 2017年6月22日
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問題になったのは6月18日のブログ。
佐藤琢磨は帰国後の過密なスケジュールをスタッフのおかげで乗り切ったと記す流れで突然「でも今年はLUXURY CARDがあったからさらに助かったかも」と宣伝を始める。
LUXURY CARDのコンシェルジュサービスで打ち上げや空港への送迎サービスを手配してもらったとその良さアピールしたうえで最後にURLを貼り付け。
一見するとURLは「http://www.luxurycard.co.jp/」と表示されているが、リンクは「https://goo.gl/Rt98u6」という短縮URLになっており、クリック数などが測定されていることが窺える。
事実、該当の短縮URLを調べてみたら第三者でもデータを見ることができた。これまでに3,160クリックがあったようだ。
佐藤琢磨のブログを調べてもどこにもPR表記はなく、消費者が嫌うステマであることが確定した。しかし話はここでは終わらない。
なんとLUXURY CARDは佐藤琢磨の公式スポンサーになっていたのだ。
出典:https://twitter.com/EURO_SPORTS/status/876778716549980160
帽子を見ると横に「LUXURY CARD」の文字が確認できる。さらに3月の記事ではLUXURY CARDがスポンサーになったという告知を行っていた。この記事でも末尾にURLを掲載し、短縮URLでクリック数を測定できるようにしている。
金銭を受け取ってステマを行う行為は消費者に優良誤認を促すとして以前から問題視されている。面倒なのは、ステマはアメリカでは法律で禁止されているが日本では禁止されていないということ。
日本では仮にステマを見つけても罰することができず、無力な消費者が小さな声で文句を言うしかない。今や詐欺の代名詞になったペニーオークションでは多数の芸能人がステマでお金を受け取っていたことがバレた。あれから何年も経ったのに全く改善されていないのは由々しき事態だ。
さて、では今回の佐藤琢磨の記事は優良誤認のステマに当たるのだろうか?
スポンサーなのだから商品を宣伝するのは当たり前かもしれない。ただ、中にはLUXURY CARDが佐藤琢磨のスポンサーだということを知らずに記事を読む人もいるだろう。
完全にアウトと言い切ることはできないが、「PR」「ネイティブアド」「広告」などの表記、あるいは「LUXURY CARDは佐藤琢磨の公式スポンサーです」などと記事に入れるほうが無難であることは間違いない。
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