DysonのCSYSに激似な格安デスクライトを買ってみた
netgeek 2017年5月14日
|
今回、netgeek編集部が欲しかったのはこちら。Dysonの「CSYS Desk 4K」というLEDライト。
直角で構成された無駄のないデザインはオフィスでも自宅でも机の上の雰囲気をガラッと変えてくれること間違いなし。
吸引力の落ちない掃除機、羽のない扇風機、穴が空いたドライヤーと、テクノロジーにデザインを組み合わせて業界をリードしてきたDysonらしい傑作だ。他の照明も検討してみたが、古臭いデザインや丸みを帯びた家庭らしさが漂うデザインばかりでいまいちピンとこない。
ただCSYSにも弱点はあり、それが「値段が高い」ということ。なんとたかが照明1台で6万9千円もしてしまうのだ。ダニが強力に吸い取れる掃除機なら値段分の効果が期待できるものの、照明にそこまでお金をかけて効果があるとは思えない。
迷っていたnetgeek編集部は色々と調べているうちにDysonCSYSに激似な商品を見つけることができた。
「AVANTEK LED デスクライト」はあからさまにDysonCSYSのデザインをパクっている。Amazonでも購入することができるこの商品、値段はなんと2,999円と格安。なんとDysonCSYSの23台分に値する計算だ。
AVANTEKというメーカーについて調べてみるもその正体はよく分からない。ただ2,999円なら失敗してもいいという思いで思い切ってAmazonで注文してみた。
結論から言うとかなり満足。これはみんなにオススメできる商品だ。
Amazonプライム会員なので注文した翌日に到着。いつものAmazonの段ボールを開けると中に入っていたのは縦長の箱。シンプルなデザインがセンスを感じさせる。
梱包材を剥がすと中に入っているのは極めてシンプルなパーツだけだった。土台、ライト、支柱の3つのパーツにコード(USBで接続)があるだけ。通りで軽いわけだ。ちなみにコンセント接続は別売りのアダプターが必要とのこと。
組み立ては差し込むだけなので1分で終わり。取扱説明書がなくてもいいぐらい。実際に机に配置してみたところ、DELL24インチのモニターで高さはギリギリ。MacBookなら楽勝といったところ。
土台にあるタッチセンサーを触ると明るさが3段階で変わり、最後に消灯。基本的にマックスで使いたいので点灯するときは3回タップすることになる。
ひっくり返してみた。36個のLEDライトが使われており、明るさは申し分ない。発光部分を指で触ると温かく感じる程度で熱くはない。
この商品の唯一の弱点は高さ。iMac21.5インチ(右端に映っている)、27インチの場合はモニターにかぶってしまうので下に分厚い本かティッシュの箱でも置いたほうが良さそう。
AVANTEK は高さ44.2cmで重量0.8 kg。
Dyson CSYS Desk 4Kは高さ65cmで重量4.4kg。
デザインが似ているとは言えCSYSのほうがかなり大型であることが分かる。特に4.4kgを机に上に置くのは勇気がいる。デザイン面ではAVANTEKのほうは支柱にコードが伸びているのがマイナス点。Dysonは邪魔くさいコードはなしだ。
機能面では高さ調整に差がついている。Dysonは人差し指でスムーズに調整できるのに対し、AVANTEKは力を入れてずらしていく感覚。このあたりは値段の違いが出ているという気がする。もっともPC用だとずっと高さ固定で使うので問題はないのだが…。
肝心の光量についてはAVANTEKでも特に不満はなし。光のちらつきなどもなく、全体を均一に照らせている。
注意点。
PCのUSBから電源をとることになるのでPCがスリープや電源オフの状態だと点灯させることができない。それゆえ読書、勉強、書類仕事用には向いてないだろう。どうしてもというならコンセント接続のアダプターを買って欲しい。
また先述した通り、高さが低めなのがネックなのでiMacを使っている人は注意が必要。きちんと高さを考えて土台に何か置くことをオススメする。
…ということで総合するとAVANTEK LED デスクライトは奇跡の2,999円でかなりオススメできる商品だ。「どうせデスクトライトを買うならデザインがいいものがいい。でも6万9千円も出せない」という人は是非検討してみて欲しい。