クレーマーの「お客様は神様だろ?」に有吉が反論して支持率100%
netgeek 2017年3月9日
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そんな態度の悪い客に有吉弘行が真っ向から反論した。支持率100%の正論をご覧あれ。
見事な3連攻撃だ。もしもクレーマーがこの攻撃を受けたら一切言い返すことができずに敗北の表情を浮かべるに違いない。近年、日本は過剰サービスで企業、ひいては労働者が過度な負担を強いられていると指摘されていた。
例えば最近話題の宅配サービスでいえば海外だと届くのに2~3日はかかって配達員の振る舞いもラフなのに、日本では即日配達が求められる。厳しい環境にヤマト運輸や佐川急便が苦しんでいるのはすでに多くの人が知っているだろう。
そもそも「お客様は神様です」という言葉は誤解されている。生みの親である三波春夫の意図は違うところにある。
三波春夫といえば『お客様は神様です』というフレーズがすぐに思い浮かぶ方が少なくないようです。印象強くご記憶頂いていることを有り難く存じます。
ですが、このフレーズについては、三波本人の真意とは違う意味に捉えられたり使われたりしていることが多くございますので、ここにちょっとお伝えさせて頂きます。
三波春夫にとっての「お客様」とは、聴衆・オーディエンスのことです。客席にいらっしゃるお客様とステージに立つ演者、という形の中から生まれたフレーズなのです。
三波が言う「お客様」は、商店や飲食店などのお客様のことではないのですし、また、営業先のクライアントのことでもありません。
『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。
こちらは三波春夫の長女で、株式会社三波クリエイツ代表取締役の三波美夕紀氏が公式HPにて公開した文章。父の言葉が間違った意味で広まってしまったことを残念に思い、正しい意味を伝えようとしている。
やはり「お客様は神様です」とは芸能を見せる者が客を神とみて完璧なパフォーマンスを披露するための心構えを表す言葉なのだ。間違っても客席にいる人間が自分は神だと言い出すのはおかしい。
2016年には、いちご狩りで先端の甘い部分だけ食べて捨てられる事件が起きた。
参考:【いちご先端食べ捨て事件】モンスタークレーマーがネット上で大暴れして「こういう人間がイチゴを捨てるんだ」と話題に
世の中には本当に想像を絶するほどマナーの悪い客がいるものだ。まさしく自分は金を出しているから神扱いされるのが当然だと思っているのだろう。本来、ものを売るという行為はお金との対価交換であるから売り手と買い手は対等の立場のはずだ。
それがいつの間にかパワーバランスが崩れ、買い手の力が異常に強くなってしまった。三波春夫の真意がもっと広まってほしいものだ。
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