Google翻訳にニューラルネットが搭載されて生まれた10のミラクル翻訳
netgeek 2016年11月18日
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GoogleJapan公式ブログの説明を見てみよう。
ニューラルネットを活用した機械翻訳は、数年ほど前から素晴らしい研究成果を生み出しており、9 月にはGoogle の研究者がこの手法の発表を行いました。
今回、採用した新しいシステムでは、文章をパーツごとに翻訳するのではなく、ひとつの文として扱います。文のコンテキストを把握することで、より正確な訳語の候補を見つけることができるようになり、その後、言葉の順番を変え調整することで、文法により正しく、人の言葉に近い翻訳が出来るようになります。
なんだか期待できそうな文章が書かれているではないか。ニューラルネットというのは素人には理解するのが難しいが、とにかく翻訳精度があがったという理解で間違いなさそうだ。
▼このブログの文章自体もばっちり翻訳できている。
これはビッグニュースと日本では多くの人が早速Google翻訳を使って実験を始めた。普通の文章は綺麗に翻訳できることが多いようだ。ただし、中には奇妙な文章になることも…。
以下ではミラクルな翻訳をまとめてみた。
1.まさか真意を理解している!?
出処:https://twitter.com/nonuple9/status/798488664233738240
ダチョウ倶楽部のあの持ちネタを入れてみた結果、機械が裏の意図を理解したように見える。だが、これは実はジョークとしてつくられたコラ画像。よく見ると下の方に「コラなので信じないでね」と書かれている。
ちなみに「押すなよ!絶対押すなよ!」は本当は「Do not push it! Do not push it!」と訳される。
2.「この先生きのこる」は残念ながら「先生」「きのこ」と認識されてしまった。人間でも間違えがちなのでこれは難易度は高いかもしれない。
3.ボコボコにするという意味の「タコ殴り」は珍妙な訳に。
4.どうやらGoogle翻訳はひらがなに弱いらしい。「神田うの」ではなくあえてひらがなで入力すると意味不明な訳になった。
5.こちらもニューラルネットが暴走している気がする。
6.かすがいというのは両端が曲がった釘のこと。それがなぜパープル(紫)に?
7.今度は逆にやってみる。意味が変わっているぞ。
8.Google翻訳は「かすがい」が理解できないらしい。もっと学習して賢くなってほしい。
9.そういう意味じゃない!これは慣用句だ。そのまま訳してどうする。
10.ルー大柴のような言葉。やけに語感がいい、声に出して読みたい日本語だ。
ということでこうして見るとGoogle翻訳はまだまだ発展途上。全世界の人間が外国語を勉強しなくてもコミュニケーションがとれる時代はいつくるのだろう。Google翻訳にはみんなが期待している。
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