宮崎駿がドワンゴ川上量生にブチギレて説教(動画あり)
netgeek 2016年11月14日
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川上量生氏が新しい技術をアニメづくりに活かせないかとプレゼンしたところ、宮崎駿監督は激怒する。
この日、宮崎駿監督は上機嫌で会議室に入る。「こんなにいるの?三人くらいだと聞いてたのに(笑)」と話しながら入っていき、川上量生氏が「増えちゃいました(笑)」と返す。雰囲気はすこぶる良い。
▼川上量生氏はこれから人工知能についてプレゼンをしてくれるという。注目の技術だけにアニメの制作に応用できることがあるかもしれない。
▼人の形をした物体がくねくねと動きながら移動している。川上量生「これは早く移動するっていうのを学習させたやつなんですね。頭を使って移動しているんです」
▼人工知能には痛覚という概念がなかったのでこのような奇妙な動きが生まれた。川上量生「頭を普通の足のように使って移動しているっていう…。人工知能だと想像もしない気持ち悪い動きができる」
▼最後の「一応こんなことをやっていますフフッ(笑)」という川上量生氏の言葉に対して宮崎駿監督はしばらく沈黙する。そして結論をズバッと言ってのけた。
▼「これをつくる人たちは痛みとか何も考えないでやってるでしょ」と指摘し、「不愉快」と激怒する。
▼「気持ち悪いものをやりたいなら勝手にやってればいいだけで、僕はこれを自分たちの仕事に繋げたいとは思いません。極めて何か生命に対する侮辱を感じます。」
自信のプレゼンがボロクソに言われて川上量生氏は冷や汗。
▼お腹がぽっこり出ているのが印象的。なんだか一気にダメ人間に見えてしまう。
▼小さな声で「はい…」というのが精一杯。
静まり返る中、何かを言わないといけないと焦った川上量生氏は「あの…これ…でも、ほとんど実験なので…世の中に見せてどうこうというものじゃないんです」
宮崎駿監督「ええ、それは本当によくわかっているつもりですけど」
鈴木敏夫プロデューサーは宮崎駿監督に便乗して攻撃。
技術者としては人工知能を使って何か新しいことに挑戦したいという思いがあったのだろう。だが、これがジブリの仕事においてどう役に立つのかは見えてこない。よりによってサンプル映像がジブリとは無縁のゾンビというのもよくなかった。
ドワンゴ創業者として着うたやニコニコ動画をヒットさせ、億万長者となった川上量生会長が説教される様子は大変印象的だった。ネット上では現在、川上量生派と宮崎駿派に分かれて意見が対立している。やはり技術者とクリエイターとでは相容れないところがあるのだろう。
ちなみに、宮崎駿監督が激怒している間にコーヒーを飲んでいる肝の座った女性がいると話題になったが、これは誤り。
櫻木優平氏は男性で「新世紀いんぱくつ。」 「花とアリス殺人事件」「もうひとつの未来を。」などを手掛けたアニメ監督。髪の毛が長いので誤解を生んだかもしれない。
世論は宮崎駿監督を支持する声が多い。そもそもビジネスとして話が進まなかった時点で川上量生氏のプレゼンが下手だったと言わざるをえないという指摘が寄せられている。
例えば「人工知能に作画をやらせれば100時間の作業を1分で終わらせることができます」などというふうに相手の立場を踏まえて技術の使い方を見せるのがよかった。ジブリにゾンビをアピールしても意味がない。
ジブリ宮﨑駿とドワンゴ川上量生の人工知能事件、正しいのはどっち?(参考動画)→https://t.co/Lc2WlbSzvX
— netgeek (@netgeek_0915) November 14, 2016
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