目を疑うお土産、太宰治の「生れて、墨ませんべい」は青森の新銘菓
netgeek 2016年6月28日
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津軽が生んだ文豪太宰治。今なお根強いファンも多く、その人気は色あせることがない。時代が移り変わっても太宰治の作品には若者の心を普遍的に魅了する何かがあるのだろう。そんな太宰治の文学作品のセリフが新たにせんべいとして生まれ変わった。
話題になっているのは南部せんべいの老舗、八戸屋が販売している「生れて、墨ませんべい」。ユニークな名前とコンセプトからお土産として人気を博している。
▼太宰治の有名なセリフが青森銘菓として生まれ変わった。
▼イカ墨が生地に練り込まれており、味はほんのり甘い。
▼このユニークな商品は太宰治の生誕100周年を記念して作られた。
▼苦悩はお腹を満たせば意外と薄まるというキャッチフレーズも良い。
▼こちらは東北新幹線全線開通記念として作られた「如何せんイカせんべい」。
「生れて。すみません」有名なこの台詞は「二十世紀旗手」のエピグラフ(副題)として使われている。「二十世紀旗手」は青空文庫で無料で読むことができるのでご興味ある方は是非こちらから読んでみて頂きたい。
数年前には太宰治が学生時代に落書きなどを描いたノートが弘前大学のウェブサイトに公開された。
▼絵心があってかなり目を引く落書きだ。しかし、授業はちゃんと聞いていなかったのだろう。
▼ナイスミドルなおじさんの似顔絵がたくさん。
▼まさか死後70年近くたってから黒歴史が公開されるとは…。
ノートが公開されているウェブサイトはこちら。学生時代に描いた落書きをオンラインで公開されるなど本人からしたら赤面するほど恥ずかしいことだろう。ノートの公開も「生れて、墨ませんべい」の販売も太宰治が今なお愛されている証拠でもある。
シャレが大好きだった太宰は今回のせんべいを案外喜んでいるかもしれない。本人が一体どう思っているのか聞いてみたいものだ。
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