水素水がモンドセレクション金賞を受賞して大爆笑。ダブルインチキで夢のコラボレーションや~
netgeek 2016年5月19日
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こちらの高濃度水素水なる商品、なんとパッケージに堂々と「モンドセレクション金賞受賞」と書かれているではないか。
出所:「かくちゃん@kakuchanbeatbox」さん
「品質の高さが世界に認められました」とあるが、一体どこがどう優れているのかが分からない。パッケージには「カラダに浸み込むおいしい水素水です」とあるだけで、具体的な効能については一線を越えないように注意していることが分かる。
すでにご存じの方も多い通り、モンドセレクションは審査料を出し、一定の水準を超えていたら誰でも受賞できるインチキ賞として名高い。要するにお金で買える賞で全く信憑性はないのだ。
▼ここぞとばかりに水素水ブームにあやかろうと悪質業者は食い込んでくる。H14Oとは一体…。水はH2Oのはずだが、それを超越してノーベル賞ものの新物質を発見したのだろうか…。
netgeek編集部では「高濃度水素水」とかほざくインチキ商品について調査を開始。その結果、信じられない事態に気づいてしまった。
▼「CRYSTAL水素水」モンドセレクション金賞受賞。
▼「高濃度シリカ水素水 Vigor BrightEX」モンドセレクション金賞2年連続受賞。
▼「水素水」モンドセレクション金賞受賞。(冒頭のものとまた違うパッケージか)
なんと今回見つけた高濃度水素水だけでなく、他にも数多くのインチキ商品がモンドセレクション、しかもいずれも金賞を受賞していたのだ。情報弱者を騙すために金で賞をGETしてそれを宣伝文句に使うことで金儲けする様は腹立たしくも思えてくる。
マイナスイオンといいアルカリイオン水といい、残念ながらエセ科学に騙されてしまう人は数多く存在する。上手に対応したいものだ。
訪問先で水素水を頂いて飲んだときに言うべき言葉がわからなかったので「美味しい水素ですね」と言ったものの、後で調べた結果ビジネスマナー的に正しいのは「結構な波動です」だったと気付いたので反省する。
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) May 17, 2016
あなたの家族は大丈夫だろうか?少なくともモンドセレクション金賞のことをスゴイ賞だと思っている主婦はかなり多い。是非とも正しい知識を身につけて賢い消費者になってほしい。
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