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ディスクユニオンが現代社会に向けたメッセージが痺れるほどクール

netgeek 2016年3月10日
 

自転車店「ユニオン商会」から始まり、家電販売店、レコード販売店、音楽CD販売店と業態を変えながら時代の変化を見据えてきたディスクユニオン(disk union)。同店が今、このタイミングで展開している広告がやけにカッコいいので紹介したい。

3/6、Twitterに投稿された2枚の写真は大きな反響を得た。

discunion_message (1)

▼まず1枚目。的を射たメッセージは多くの音楽好きたちを奮い立たせる。これはすごい。

discunion_message (1)

▼2枚目。大きな文字の下に小さな文字で書かれているほうが本質のメッセージ。こちらもまたその通りと言わざるをえない。

discunion_message (2)

この2枚の写真はディスクユニオン池袋店の4階エレベーター脇にあるポスターを写したもの。音楽の盛衰を小売店という立場から見てきたディスクユニオンだけに強いメッセージ性が感じ取れる。

近年は音楽業界全体の市場規模が縮小し、またiPod、iPhoneでダウンロードした音楽を聞くのが主流になったことからCDの売上は右肩下がりで減り続けている。その中で握手券をつけて売るという秋元康がAKB48を使って取った一手は大成功を収め、業界を再び盛り上げた。

しかし、それは負の側面を伴う禁じ手だったのかもしれない。

discunion_message (4)

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握手券目当てでCDを購入したオタク達は段ボールでまとめて購入したCDを不法に投棄し、その振る舞いが社会問題化した。冒頭のディスクユニオンのメッセージはビジネスとして金儲けを優先するあり方から消費者のためにと原点回帰を呼びかけ、改めて音楽の良さを訴えかけるものだったのだ。売る側も買う側もいつの間にか見失っていたものがあったのではないだろうか。

とはいえ、これに反論したのはオタク側の人間だった。同じようなポスターをタワーレコードのコラージュ画像でつくって言い返す。

▼握手も心を震わすと主張。

discunion_message (6)

▼「同じCDを何枚も買おう」

discunion_message7

※こちらはあくまでコラージュ画像で、タワーレコード公式のものではないので注意。

CDに握手券をつけ大量に買わせる商法についてあなたはどのような意見をお持ちだろうか。ネット上ではディスクユニオンのメッセージのほうが強く支持されており、やはり音楽は純粋に楽しむためにあるという意見が広まっている。

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