スタバ福袋買い占め連中「助けて!ヤフオクのいたずら入札が止まらなくて転売できない!赤字になっちゃう!」
netgeek 2016年1月7日
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前回の記事:スタバ福袋買い占め事件、犯人がInstagramで自慢していたため特定完了
もともと5人組が買い占めたのは合計488,539円分で、転売すれば数百万円の利益が出るとみられていた。
犯人一派はヤフオクにて「yuki9584022」のIDで出品。福袋に入っていたタンブラーやトートバッグ、マグカップなどのアイテムを一つ一つばらして一つ1万円前後で売っていた。さらに商魂たくましく、なんと福袋の袋まで出品し、ざっと計算するとこの転売で100万円以上の利益は出るはずだった。
しかし、犯人一派にとって誤算だったのが、一連の行為が炎上し身バレにまで繋がってしまったことだ。
ネット上ではそのモラルなき行為に批判が相次ぎ、大バッシングが始まった。そしてその影響はヤフオクの取引自体にも影響が出始める。いたずら入札が相次いだ結果、犯人一派は福袋を高値で売りさばくのに苦戦し始めた。
▼「いたずら入札が多いため、新規での入札はお断り…」とある。
過去に取引があったアカウントのみを取引対象にするということか。しかし、それでは到底売りさばくことは難しいはずだ。実際に当初は福袋の中身がバラで出品されていたのに、今では福袋をまるごと出品している。もはや売るのが難しい不良在庫と化しており早く処分してしまいたいかのようにみえる。
▼もう数日経つのに売れておらず、値段設定も当初の強気設定はどこへやら。
こうなってしまえばもはや赤字は確定だ。犯人一派はこれまで数量限定のブランド品などを買い占め、高値で転売するビジネスを何度も行っていた。Instagramやヤフオクを見れば一目瞭然だ。それだけに今回の失敗は想定外だったのではないだろうか。ちなみに商品の発送元は当初は神奈川県川崎市になっていたが、今は東京都世田谷区に変更されている。落札した人には必然的に住所がばれてしまうのでその対策として偽装しているのだろう。
買い占めに成功したと複数の画像をアップし自慢していたInstagramアカウント「deking7777」はその後、非公開設定に変えて「hking0707」に名前を変更した。
もっとも証拠はキャプチャで押さえたので今さらこんなことをしても遅いのだが…。迷惑をかけた人に対して謝罪することなく逃げるその様は低俗な人間性が如実に現れているとしか言いようがない。
なお、その後このスタバ福袋買い占め事件はテレビでも取り上げられ、様々な議論を呼んだ。
▼クリス松村はブログにて、顧客の利益を第一に考え、適切な防止策を取らなかったスターバックス側にも責任があると非難した。
これに関しては、会社の仕切りの悪さを感じますが、お詫びのコメントがないのは残念ですし不思議です。1度買ってもう1度最後部に並ぶとか、今回の買い占め問題は、とっさの判断が出来なかったことが問題だと個人的には思いますが、最終的には企業の倫理観が問われるのではないでしょうか。便利は大歓迎ですが、やはり売る側も買う側も道徳観、倫理観をもっと考える必要があるのではないでしょうか。
福袋発売にあたってスターバックス二子玉川店以外の店舗では「お一人様3点まで」などと数量制限がかけられていた。二子玉川店が先頭に並んでいた柄の悪い集団の言うことを聞いてしまい、全て売ってしまったのは店側の落ち度であろう。
▼また弁護士ドットコムは、大量に転売をした連中には確実に法的な問題があると指摘する。
大量に買い占めて転売する行為、いわゆる「転売ヤー」は、法的に問題はないのだろうか。 「古物営業法に違反する可能性があります。転売目的で福袋を大量に購入し、ネットオークションなどで転売することは、古物の『営業』にあたると考えられるので、適法に行うためには、都道府県公安委員会の許可を得る必要があります。
他人の利益を侵害したうえで不当に暴利を貪るような非倫理的なビジネスは必ず滅びる。それはときに規制や法律よりも強い権力を発揮する世論が許さないからだ。マナーの悪い不届き者にはお灸を据える必要がある。
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