江ノ島駅前のスズメの像は定期的に衣替えをする密かな観光名所
netgeek 2015年12月13日
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神奈川県の藤沢市と鎌倉市を結ぶローカル線・江ノ島電鉄。その江ノ島電鉄の江ノ島駅を利用する人達を出迎えるある物が注目を集めている。それは駅前の小さな8匹のスズメの像だ。なんと、そのスズメの像の1匹1匹にカラフルな衣装が着させられているのだ。
実際の写真はこちら。こちらのTwitterユーザーによると、定期的に衣替えも行なわれているとのこと。
▼こちらは11月の中旬頃までのスズメの様子。そこには、赤と黒のボーダーのニットを着た可愛らしいスズメ達がいた。
▼そして、11月の末頃にスズメ達は衣替え。今度はサンタクロースの衣装になっていた。これは、誰かが季節に合わせてスズメに着せる衣装を変えているということだろう。
藤沢市とNPO法人が運営する「えのしま・ふじさわポータルサイト」によると、江ノ島駅の売店の元店員の石川カツコさんという方が15年ほど前からボランティアで衣装を作って着せ替えているとのこと。
石川さんは季節ごとに何種類かデザインを考えて、かなりの頻度でスズメ達の衣装を着せ替えている。
▼こちらは4月頃のスズメの様子。桜をイメージさせるピンク色の衣装を着ている。
▼次に5月頃の様子。緑色がベースの衣装で新緑の季節を表現している。
▼そして、こちらは6〜7月頃の様子。7月は鎌倉や湘南の海開きの季節。スズメ達はマリンカラーの衣装で海に来る観光客を出迎える。
▼8月頃になるとスズメ達は赤の衣装になる。情熱の赤で暑苦しい夏を表現しているのだろうか。
▼そして、秋(9〜10月頃)になると落ち着いた色の衣装に衣替え。
▼こちらは10月末頃のスズメ。紅葉した木々をイメージさせる色の衣装になっている。
▼まだ紹介していない冬の様子はこちら。1月頃に撮られた写真だ。真っ白な衣装で雪を表現している。
▼最後に2月頃の写真。まだまだ寒いこの時期、暖色系の赤の衣装を着たスズメ達を見て体感温度だけでも上げたいところ。
江ノ島に行くとどうしても海や島ばかりに注目してしまうが、駅前にもこんな素敵な観光名所があるということを皆さんに知ってもらいたい。