クラウドワークスが五輪エンブレム非公式コンペ(賞金あり)を開催するも速攻で中止。圧力か!?
netgeek 2015年9月3日
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佐野研二郎氏のデザインが使用中止になったタイミングでクラウドワークスは自社HPにて、「2020東京五輪 エンブレムデザイン」と題打ったイベントを開催すると発表していた。
もちろんコンペは非公式で、あくまでイベントとして楽しむことを目的に開催されるものだが、なんとユーザー投票で上位になった作品には賞金が出るという。最優秀賞(1作品)は20万円、優秀賞(10作品)は10万円で、クラウドワークスは合計120万円も支払うことになる大盤振る舞い。
netgeekでも非公式に総選挙を行ったばかりだったので、このクラウドワークスのイベントは大変楽しみにしていた。いいアイデアが浮かべば応募しようとも考えていたのだ。
参考:「みんなが考えた五輪エンブレム総選挙」 netgeekが20候補で勝手に開催
エンブレムのデザインは見ているだけで楽しくなる。気に入ったデザインに投票するのもまた一興でネット上でも注目が集まっていた。しかし、この非公式コンペはなぜか急遽中止となる。
なんとクラウドワークスが突然ページを消し去ってしまったのだ。
けっこうな予算をかけて開催したはずなのにどうして…。あまりもの突然の出来事に大変困惑してしまった。
そして、クラウドワークスはこんなお知らせを公開した。なんだこれは!!!
9月2日に公開しました自主企画コンペ「エンブレムデザイン 自主企画コンペ」の募集を中止させて頂くとともにここにお詫びを申し上げます。
当該企画に関連する関係者と協議の上で、本企画を中止いたしました。 この度は当社の権利関係の認識に不足があり、関係者の皆さま、そして本企画にご応募いただいたユーザーの皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
今後につきましては再発防止のために法務の体制強化、および経営のガバナンス強化とコンプライアンスの徹底を図り、社会的倫理に則って会社とサービスを運営していくようより一層の改善を行って参ります。関係した皆さまには重ねてお詫びを申し上げますとともに改めまして何卒今後ともよろしくお願い申し上げます。
「関係者との協議」「権利関係」「コンプライアンス」と、もしかするとオリンピック委員会からクレームがついたのではないかと思わせる表現が並んでいる。何か揉めたのではないだろうか。
netgeek編集部は以前似たような事件が起きたのを思い出した。セブンイレブンがおでんをエンブレムに見立てたビラをつくったらオリンピック委員会からお叱りのメールが届いたのだ。
参考:武蔵小金井のセブンイレブンがオリンピックパロディのおでんPOPを制作。「面白い」「買いに行きたい」と話題に!!!
当時、セブンイレブンの店長は「意外と心が狭いことが判明しました。お騒がせしました」とぼやいていた。クラウドワークスのエンブレム企画は非常に盛り上がりそうだったので是非開催してほしかったのだが…。無念。
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