居酒屋かどやがジャーナリスト伊藤隼也にケチをつけられてヤケクソツイートを連発するもなぜかお客さんが増えたでござる
netgeek 2014年12月29日
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Twitterで起きる争いといえば大抵は何の生産性もなく無駄な戦いで終わるものだが、珍しく功を奏した例ができた。
戦争のはじまりは、ジャーナリスト・写真家として活動する伊藤隼也が投稿したこのツイートだった。
「建物はボロいし、値段が高すぎる」という率直な文句で最後には「便乗商法か?」とひどいコメント。本人は何気なく呟いたつもりだっただろうが、これが当の張本人「かどや」のTwitterに見つかってしまったのだ。
ズバッとした一言をグサリ。
かどや名義でやっているTwitterにもかかわらず、「文句を言うなら来るな。テメーは家で呑んでろ」とお客さんに対して直で返したのだ。それにしても自分の店が悪口を言われているのをよく見つけたものだが…。
その後、ヤケクソになったかどやはハチャメチャなツイートを投稿。
「伊藤隼也様がおっしゃる処の便乗商法のぼったくり酒場ですのでお気をつけ下さい」ともう投げやりに。
「値段にケチつけられたから普段より安くするということですか?」という質問に対してはこの返答。
このTwitterは店の主人がやっているのだろうか。あまりにも率直で気持ちがいい。
そして翌日、かどやは原価割れの特別キャンペーンを行うと告知したのであった。
高いと言われたからといって反動で原価割れで売るとは、あまりにもヤケクソになりすぎではないだろうか。ただ先着13名という制限をつけているあたりは商売上手で賢い。
その後、かどやTwitterには「行きます!」、「好きになりました」、「そもそもぼったくりじゃないですよね!頑張ってください!」という応援コメントが殺到。
かどやは丁寧にも一つ一つに返信していき、なぜかこの騒動で上手に宣伝し、ファンを増やすことに成功したのであった。
普通は著名人にネットでdisられると店の評判がガタ落ちになって一巻の終わりなのだが、かどやは見事に逆手に取った。
ヤケクソツイートは本当にもうどうでもいいと思ってやったのか、それとも計算でやったのか、どちらなのだろう。いずれにしても炎上をうまく利用してプロモーションに成功した非常に稀な例と言えよう。なお、伊藤隼也は問題のツイートを削除して逃亡した。