【続報】仕事で使える大学ランキングを「割合」で並び替えたら全く違う結果に!真のワースト1はあの大学だった!
netgeek 2014年10月15日
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まずはこちらが前回netgeekで記事にして紹介したランキング。慶應が1位で法政が最も使えない人材を輩出しているという結果だった。
http://netgeek.biz/archives/23399
画像引用元:http://books.google.co.jp/books?id=PJy9BAAAQBAJ
https://support.google.com/books/answer/191154?hl=ja
このランキングでは「使える-使えない」という票数の差でランク付けしていたため、どうしても知名度が高い大学が上位に来やすくなっていた。TwitterやFacebookでは、この調査を「くだらない」と卑下する声がちらほらと見られたものの、やはりランキング好きな日本人ということで多くの人がこのランキング結果に一喜一憂していたのもまた事実。
しかし、「使える率」で並び替えてみたらどうなるのだろう?その結果がこれだ!
なんと全く違う結果が出てきたではないか。いくつか重要なポイントを確認してみよう。
ハーバードと国際教養は使える率100%
国際教養大学は秋田県にある公立大学で知名度こそ低いものの、最低1年間の留学を義務付けており、非常に教育に厳しいことで有名だ。堕落しがちな学生生活をビシバシと鍛えられていた結果がこれなのだろう。
慶應は7位にランクダウン
断トツの1位だった慶應は80.2%と少しランクが下がった。大体5人雇ったら1人はダメで4人は優秀といった割合だ。
国士舘、名城、文教、亜細亜、茨城、明星、宇都宮、関東学院は0%
なんと驚くことに「使える」という投票が1票もなかったためにこれらの大学は使える率0%に。この調査が正確だとすると企業の人事部はこれらの大学の学生は避けたほうがいいのか…。
法政はそんなに悪くなかった
ワースト1位だった法政大学は使える率26.4%で26位に移動。ベスト30が名門国立・私立大学で多く占められ、ベスト30位あたりが50%前後の中、26.4%という数値はそんなに低いという数値といわけではないのでは。まっとうな位置づけのように思える。
さて学歴で選ぶというのは正しい基準なのだろうか?
もう長年議論されていることにもかかわらず、未だに答えが出ていない問いだ。例えばある企業は一時期、学歴不問採用を実施し、履歴書に大学名を書かせないようにしたものの、内定を出したあとにフタを開けてみると揃いに揃って高学歴だったという。高学歴ほど優秀な人材という相関関係があるならば、企業は書類審査の段階で学歴フィルターにかけて一気に低学歴をふるい落とせばより効率のいい採用活動ができるということになる。
しかし、高度な思考能力を試すフェルミ推定(高学歴な人ほどいい結果を出しやすい)で人材を採用していたGoogleは2013年に「フェルミ推定の点数と仕事のパフォーマンスに一切相関関係が確認できなかった」としてこの採用方法を廃止し、よりダイバーシティ(多様性)を重視する方針に切り替えた。要するに頭キレキレの頭脳集団からより幅広い分野での個性を認める方向へ移ったのだ。
優秀な人材は一体どうやったら見分けることができるのだろうか?日本企業の場合はやはり学歴で選ぶのが現状最もよい方法なのだろうか?読者の皆様にはTwitter、Facebookなどでご意見を発信して頂きたい。
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