裏庭に現れた子猫。犬が親代わりに
netgeek 2021年5月15日一人ぼっちだった子猫は優しい犬と出会ったことで幸せな人生を歩むことになった。
犬が親代わり。
アリゾナ州フェニックスに住む女性は地域の猫たちの世話をする中である一匹の子猫を見つけた。子猫の母親が現れるのを期待して長い間待ったが、一向に現れない。
このまま放っておくことはできないということで地域の動物救助隊に連絡して助けを求めた。
Jin’s BottleBabiesの創設者であるシェルビー・ウエハラさんは語る。
「彼女は子猫の絶え間ない鳴き声を心配して私達に相談してくれました。子猫は体が冷えており、ノミに覆われている状態。さらに体重は理想の約3分の1でした」
子猫はひどい貧血なうえに栄養失調でもあった。生後3〜4週間ほどで1週間の大きさしかない。新しいベッドを用意してあげて暖かく保つよう注意を払った。それから24時間体制で栄養を与え、薬も飲ませた。
アディと名付けられた猫は次第に元気になっていった。
シェルビー・ウエハラさんが飼っている犬アヴァは子猫の親となった。鳴き声を聞くとすぐに走っていき、一日中寄り添っている。まさに親として振る舞っているようだ。
「私の犬がおもちゃを落とすのでアディは退屈しません。アディがおもちゃで遊ぶ様子を見ると可愛いという思いでいっぱいです」
アヴァはこれまでも子猫の飼育を担当し、優しく接していた。
「アディは本当に私の犬を愛しています。これから究極の女王猫になると思います」
ほんの数日間で子猫は力強くなり、とても多くのエネルギーを得たようだった。チャンピオンのようにたくさん食べて室内での生活を楽しんでいる。
「アディは元気ですが、同時に甘えん坊でもあります。居心地の良い毛布とベッドがある生活を愛し、人間が一緒に座っているとより満足です。たくさん遊んで猫としての振る舞いを学んでいます」
アディは間もなく他の里親募集中の子猫たちと合流する予定なので、格闘ごっこもしてより元気に遊べるだろう。
運良く親切な人に救われたアディ。これから大人の猫へと成長していくだろう。
