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子猫のピキティスは里親探しで残った1匹だった

netgeek 2020年12月26日
 

アリゾナ州にある動物専門クリニックに、外で見つかった孤児の子猫たちが運ばれてきた。

生後1日とみられ、24時間体制の世話が必要だった。

動物保護団体Jin’s Bottle Babiesの創業者であるシェルビー・ウエハラさんはクリニックから連絡を受け、すぐに助けを申し出た。

母親がいない状態では子猫は1〜2時間ごとに世話をし、体温調整のために孵化器に入れなければならない。

シェルビーさんが5匹の世話をし始めたとき1匹だけ際立った者がいた。白黒模様が特徴のピキティスはまだ目が開いていないのに大声で鳴いて注目を集めたがる。そして手で抱き上げると鳴くのをやめるのであった。

目が開いてからは人間の愛情を求め、シェルビーさんの足をよじ登るようになった。

他に5匹の猫たちも加わり、にぎやかになった頃、ピキティスは走り回るのをやめてシェルビーさんになでられることを好んだ。

性格は内向的で他の猫に対してシャイに振る舞う。

「すごくおしゃべりで人間に伝えたいことがたくさんあるようです。まだ朝ごはんを食べていないとか、なでられ足りないとか。部屋に入ると真っ先にやってきて膝や首、顔に近寄ります」

子猫たちが離乳してからはボランティアスタッフのエリンさんに世話係を交代した。子猫たちはエリンさんの大家族のもとで社交性を学んだ。ピキティスはすぐにエリンさんに懐き、母と子のような関係に。

「犬のように忠実です。より近づくために顔に顔をぶつけてきます」

里親探しが始まった頃、一緒に暮らしていた兄弟や仲間は先に決まってしまい、ピキティスだけが残った。そんな中でもエリンさんが愛情を注いだのでピキティスは寂しくない。

「一番可愛い子猫が残ったのが信じられません」

その後も粘り強く里親探しを続ける中でこのエピソードを知った家族が面会に来た。

ピキティスははじめ顔のにおいを確認し、嵐のように喉を鳴らし始めた。どうやら相性は良いようだ。

家族もピキティスが気に入ったようだった。ついに正式に里親が決まり、ピキティスは施設を卒業となった。今頃新しい家族とともに幸せに暮らしているだろう。



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