差し押さえられた車の中に猫が。子育て中の母猫は不安でいっぱいだった
netgeek 2020年3月21日
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2020年、ニューヨークの衛生局のスタッフとして働く男性は差し押さえられた車から猫の鳴き声がするのを耳にした。
見ると後部座席に複数の猫が。
どうやらここに住み、自由に出入りして子育てもしているようだった。男性はLittle Wanderers NYCに連絡し、車が牽引される前の保護を求めた。
電話で会話したLittle Wanderersのリサ・ウインターズさんは当時の状況について語る。
「話す中で時間に間に合うようにと気をつけました」
獣医に診てもらった後、養護施設に移った。これでもう食べ物や安全な住処の心配をする必要はない。
ボランティアとして働くステイシーさんは子育てがしやすいように場所を整えてあげた。
子育てをする様子はとても愛くるしい。母猫にはラベルという名前がつけられ、早くも新しい環境に慣れてリラックスし始めた。よく喉を嵐のようにごろごろ鳴らす。
子供たちが寝ているときはスタッフに甘えに来て、なでてもらうのが日課だ。
ステイシー「外にいるときも安全で暖かい車があってよかったと思います。ラベルはとても可愛くて素晴らしいママなんです」
ステイシーさんは栄養面で足りないところを補いながら子育てに協力した。ラベルもそのことを理解しているようだった。
「私が部屋に入るといつも歓迎してくれるんです。なでなでを求め、鳴き声でいっぱいになります。私が座っていると隣に来て、どこに移動してもついてきます」
数週間経つと子猫は成長が実感できるほど体が大きくなった。
たった一人で子育てしていた母猫は不安な気持ちでいっぱいで誰かを頼りにしたかったのかもしれない。親切な人間に保護されてよかった。