野良猫が家に来て助けを求めている。何だろう?
netgeek 2020年2月25日
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これから紹介するのはカナダのモントリオールで実際に起きた話だ。猫は猫なりに自分の頭で考えて行動しているということがよく分かる。
まだ小さな子猫がやってきた。
生後2ヶ月とみられる猫はある日突然、民家にやってきて注意を引くかのように鳴き始めた。周囲に親はおらず、止まることなく大声で鳴き続ける。家主が気づいてドアを開けると足にすり寄ってきた。
とりあえず家の中に入れてあげ、念のために近所で行方不明になった猫を探している家庭はいないか調べた。どうやら野良猫で間違いないようだった。
その後、カナダに拠点を置く動物保護団体のChatons Orphelins Montréalに保護してもらうことにした。
「猫は汚れており、愛情を求めていました。とにかく抱っこしてほしいようでした」
獣医に診てもらい、特に大きな病気や怪我はないと分かった。
猫にはケラという名前をつけ、5週間かけて健康状態を整えていく。ケラは見ての通りとても愛くるしい猫だ。
しばらくしたら里親が見つかり引き取られていった。
「家に来た初日は甘えてばかりでした」
今では飼い猫として安全で住処を手に入れたケラ。
あの日、人間に近づいてきたケラは安全な住処と優しい家族を求めていたのだろう。親切な人に保護されてよかった。