おもちゃで誘導してケージの鍵を閉めるパグ。頭脳プレーがあっぱれ
netgeek 2020年1月15日
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奇妙な現象が次々と起きた。
ある日、飼い主のネチェツキーさんが帰宅するとシズルがうろついていることに気がついた。きっと妻がケージに入れ忘れたか、自分で脱獄したかのどちらかだろう。
その後、エルフィーがケージをよじ登っている姿を目撃した。どうやら2匹揃って脱獄のテクニックを覚えたようだ。
1週間後、ネチェツキーさんが帰宅したときに謎の事態に遭遇した。なぜかエルフィーが兄のケージの中に入っており、さらにロックもかけられているのだ。
「玄関にいるときに鳴き声が聞こえてきて様子を見たらケージの中に入っていました。なぜそこにいるのか分かりませんでした」
家の中にあるカメラをチェックしても肝心の箇所が映っていないので何が起きたのか分からない。ひとまず泥棒や侵入者の仕業ではなさそうなのだが…。
ある日、ネチェツキーさんは全てを悟る。
「シズルがケージのドアを開けて入っていき、中におもちゃを置いたのです。それから出ていき、側で待ちます。おもちゃに気づいたエルフィーが中に入り、隣に座るとシズルがケージを閉め、口を器用に使ってロックしたのです」
すぐに出してあげたが、数時間後にシズルはまた同じことをした。「何したの!?」と聞いてもシズルはおとぼけ顔。
※動画はNaughty Pug Discovers How To Lock His Sister In Her Crateで見ることができる。
飼い主のネチェツキーさんは語る。
「いじわるではなく、遊びとしてやっているのだと思います。一緒に遊ぶのが好きですから」
振り返ればケージに入れるのはこの家庭の習慣だった。
「まだ子犬のときは私が仕事に行くときに妻が犬をケージに入れる習慣がありました」
もしかしたらシズルは兄としてエルフィーをしつけているつもりなのかもしれない。
今ではケージを置かないようにし、エルフィーが閉じ込められることはなくなったのであった。
「今は家に帰るとみんなソファでくつろいでいます」
脱獄を覚えたうえに、逆に閉じ込め方も学習するとは随分と賢い犬だ。幸いにも兄と妹は仲が良いようでなにより。