バス運転手「ある日フレンドリーな犬が乗り込んできたんです」
netgeek 2020年1月15日
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フィンランドのサラマキにていつもの巡回ルートを終えつつあったバス運転手のヒチャム・ブジュラル氏は最後の乗客として思わぬ相手を乗せることになった。
一人でバスに乗れる犬なのかも…。
最後の停留所に寄ったとき、暗闇の中から大きくてふわふわな生き物がこちらに近づいてくるのに気がついた。よく見ると可愛い見た目の犬ではないか。ヒチャム・ブジュラル氏はちょっとした遊び心でドアを開けてみた。
「紳士的に乗り込んで私の側に座りました。驚きました」
顔を見るとまだ子供のように思える。幸運にもこの犬はタダでバスに乗れたことになり、ヒチャム・ブジュラル氏はなんだか良いことをしている気分で嬉しくなった。
しかしこのお客さんの目的地はどこなのだろう?
「他にも空いている席はたくさんあるのに、近くを選んで座ったのです」
とりあえずバス基地に連れて帰り、地域の動物シェルターに連絡した。
「運転中、とても良い子にしていました」
後に、この犬は2〜3時間前に自宅から脱走しうろついていたと判明。ヒチャム・ブジュラル氏が保護したおかげで事故に遭わず、すぐに探し回っていた家族と再開することができた。
「賢くてフレンドリーな犬でした。役に立てて光栄です」
犬のちょっとした大冒険はこうして終了。バスに乗れてさぞかし嬉しかったことだろう。