耳が4つで目が1つ。猫のフランキーが幸せになるまで
netgeek 2019年7月4日
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野良猫からシェルターを経て家猫になるまで。
フランキーの飼い主であるジョージ・アンダーソンさんは次のように語る。
「もともとフランキーにはもう一匹の兄弟がいたけど、生き延びられなかったんです。前の飼い主は猫に社交性を持たせるため、なんとかしようとして努力したみたいだけど、家のリフォームを機にシェルターに…」
シェルターに入ったときは普通の猫と同じように2つの目があったのだが、片方に問題があり、摘出する必要があった。手術後に感染症にかかったら命を落としかねないので最新の注意が必要だった。
またフランキーには出っ張った歯があって口の中を傷つけている、膝の関節の位置がおかしいなど、とにかく健康面の問題を多数抱えていた。歩いているときに膝が安定せず、外側に曲がってしまうので歩き方も妙だった。
ジョージ・アンダーソン「歯の問題はひとまず置いておいて、膝の手術のみにお金を使いました。物凄く高かったので両方というわけにはいきませんでした」
歯は応急処置としてカットすることで問題を先送りにした。硬いものは食べられないのでウェットな食べ物を用意して食べさせる。
ジョージ・アンダーソン「私は元々シェルターで動物のケアを担当していました。そこにフランキーが来たのです。当初は目が治るまで数週間、自宅で世話をするという話でした」
それがいつの間にか家族としてずっと一緒に住むことになる。
家に来た当時、隅々まで探索したフランキーは安全な場所が気に入ったようで、リラックスしていた。
フランキーはどうやら前の小さな耳で音を拾っているようだった。もっとも聴力は弱く、イヤーマフをつけているような状態で聞いていると思われる。
足は痛むようで遊んだり、ジャンプしたりはしない。それでもフランキーは次第によじ登ってくるようになり、甘えるようになった。
基本的な1日の流れとしては昼寝をしたら犬にちょっかいを出して遊ぶのが日課。
性格はけっこう生意気で甘えん坊。猫というよりも犬に似ている気がする。ジョージ・アンダーソンさんは可愛いフランキーが大好き。野良猫だったのに良い飼い主に巡り会えてよかった。