砂漠で車が故障して絶体絶命!バイクに改造して生還したエミル・ルレイ氏
netgeek 2019年4月30日
|
モロッコの砂漠を旅している最中に車が故障してしまい、生死をさまよった男性は自分の技術力を活用してなんとか生還した。
誰も助けに来てくれない状況。
1993年、フランス在住のEmile Leray(エミル・ルレイ)氏(当時43歳)は愛車シトロエン2CVに乗ってモロッコの砂漠を旅していた。
しかし砂漠のど真ん中で車が故障してしまい、動かなくなる。残ったのは10日分の食料のみ。このまま体力を消耗しないようにじっとしているのがいいのか、それとも歩くべきか…。
「あまりにも遠すぎて歩いて帰るのは無理でした。だからサバイバルモードに切り替えたんです」
エンジニアであるエミル・ルレイ氏は故障した車からパーツを取り出してバイクに改造することを思いつく。当初は3日で完成させるつもりが、思ったよりも手間取る。
結局12日もかかってしまい、すでに食料は尽きていた。
わずかな水のみを持ってバイクで走り出す。1日走った後、モロッコ警察に保護されてなんとか町まで帰還することができた。
▼ナンバープレートをつけているが、違法改造ということでモロッコ警察からはお叱りを受けた。
▼最低限の工具のみで作っており、作りは原始的な仕組み。
その後、エミル・ルレイ氏は2017年になってからYouTube番組に出演。当時のことを語りながらまたバイクを製作する様子を披露してくれている。
エミル・ルレイ氏にもし技術力がなければ生還することは困難だっただろう。思わぬアイデアと実行力が自らの命を救った。