今治タオルをAmazonで初めて買ってみた。これは高級リゾートホテルだわ!
netgeek 2018年10月22日
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今治タオルというのはそんなに良いのか?
昔から品質が良いといいう評判を聞く今治タオル。netgeekでアンケートをとってみたところ、確かに評判は上々。
今治タオルってそんなに良いの?
— netgeek (@netgeek_0915) September 22, 2018
そこで今回、Amazonにあるいくつかの今治タオルの中からリゾートホテルスタイルというものを購入してみた。色は5色あり、今回は標準的な白を選ぶことに。
今治タオルの中にも色々種類があり、このタオルはパイルが長くて柔らかいのが特徴。残念ながら分厚くはないようだ。
この商品はAmazonでベストセラー1位になっており、フェイスタオルとバスタオルのセットで値段は2,830円。ブランド力があるわりにはそんなに高くはない。
注文したところすぐに届いた。まず手で触った感じはふわふわ感はそんなになく、肌触りがなめらかなところが特徴。素材が柔らかく、綿の中でも絹に近いという印象を受けた。今まで体験したことのない高級感に期待が高まる。青と赤、白のマークが今治タオルのロゴだ。
心なしかフェイスタオルよりもバスタオルのほうが質がいいような気がした。
ちなみにこちらはもともと持っていた標準的なタオル。パイルの長さに注目してほしい。
今治タオルはふかふかで見るからに質が違う。手でなでるとなめらかで気持ちいい。
次に吸水性を確認するために水を落としてみる実験。普通のタオルがじわっと染み込んでいくのに対し、今治タオルは間髪入れず一瞬で消える違いが確認できた。
ちなみに写真に写した以外の複数のハンドタオル、バスタオルでも実験している。肌触りや吸水性で違いは歴然だった。
ところがここで想定外のハプニングが発生。なんと使用上の注意に「ドラム式洗濯機・乾燥機は使わないでください。タオル痩せ、吸水性の低下を助長します」と書かれているのだ。
しかし自宅はドラム式洗濯機。さらに乾燥機も普段から使っている。調べたところ、横型のドラム式洗濯機は衣類を落として洗うため、パイルが潰れてしまうのでNGなのだという。
この点は、強行突破で何度か洗濯してみて品質が変わらないか確認することに。なお、柔軟剤も初期は使わないほうがいいと書かれている点に注意。
ここで今治タオルについて詳しく説明しておきたい。
まず誤解してはいけないのはいわゆる「今治タオル」というのは「今治タオル工業組合」を指し、断じて特定のメーカーではない点に注意。この組合に愛媛県今治市・西条市・松山市のタオルメーカーが加盟し、厳しい試験を受けることになる。合格した商品のみに今治タオルのロゴマークがつけられ、今治タオルを名乗ることが許されるというわけだ。
愛媛県今治市がタオルで有名になったのはタオルづくりに適した軟水だから。今治タオルはデザイナーの佐藤可士和がブランドプロデューサーに就任した頃からどんどんと売上を伸ばしており、一部始終は佐藤可士和の書籍「今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略」に綴られている。
今治タオルは独自の品質検査を設けており、その一つに代表されるのが5秒ルール。タオルを水面に浮かべてから5秒以内に沈んだら吸水性が高い証拠。未洗濯と洗濯後、共に実験する。他にも以下の観点などから検査していく。
・脱毛率
・パイル保持性
・耐光
・摩擦
・洗濯による退色
・汗による変色
・頑丈さ
安さを売りにした粗悪品は検査で合格できず、今治タオルのロゴがつけられないというわけだ。
さて、何度か使用した感想としては確かに普通のタオルより良いと実感することができた。「めちゃくちゃいい」というわけではないが、違いははっきり分かる。欲を言えばもっと分厚い生地でふっくら感が欲しいのだが、コストパフォーマンスを考えればかなり優良な商品だとは思う。
例えば顔を拭く場合は普通のタオルなら一箇所であてて、まだ濡れている感じが肌で分かるのでさらに場所を変えてあてて軽く拭くという使い方だったが、今治タオルは一回あてるだけで乾く。吸水性に優れていると使い方も変わってくるのかと驚いた。
ドラム式洗濯機は何度か使ったが、特に劣化は感じられずこのままでも良さそう。値段が安いのでまた買い換えるというのもありだろう。
総括すると今治タオルは確かに良く、読者にもオススメできる商品だ。品質の良さは十分分かったので、今度はもっと分厚いタイプも購入してみたい。