【炎上】漫画家「山本さほ」が世田谷区役所のヤバすぎる対応を告発
netgeek 2018年10月3日
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事が起きたのは10月1日。
世田谷区役所と仕事したんだけど、やばすぎて笑うしかなかった…。
人のことなんだと思ってんだろう。— 山本さほ (@sahoobb) 2018年10月1日
山本さほさんは世田谷区役所とのやりとりを漫画にして紹介した。ネット上で大拡散されることになる。
おそらく世田谷区役所全体の問題ではなく、担当者レベルの問題だろう。以下、おかしな点をまとめてみた。
(1)担当者がデータを紛失した
(2)担当者が店を間違って予約した
(3)担当者は自分のミスなのにキャンセル料をギャラから差し引こうとした
(4)山本さほさんにミスの責任をなすりつけた
(5)ギャラを誤魔化していた(ネコババ?)
話の裏付けをとるために調べたところ、店の予約があったことや山本さほさんが店を訪れたことは確かに事実であると確認がとれた。
まずガリレオのHP(魚拓)で確認すると「10月1日は世田谷区主催の国際マンガ交流イベントで貸し切りになるため、17時以降の開店となる」と告知されている。
※ガリレオは3時間パックで900円~1000円ほどの漫画喫茶と同じ仕組みの店
さらにガリレオのTwitterを見ると「山本さほ先生が遊びに来てくれました!」とツイートされている。
何があったかは説明されていないが、「がんばりましょう」という言葉は予約ドタキャンの件を指しているのだろう。言うまでもなく店は大きな損害を被って泣き寝入りしたわけで、自分にできる限りのことというせめてもの優しさなのか、サインをプレゼントした山本さほさんが優しい。
ちなみに子どもの画材も買いに行ってくれと言われたので子供たち全員分の画材も自腹で買いました。打ち合わせ、画材の買い出し、資料作成、授業で実働4日です。
— 山本さほ (@sahoobb) 2018年10月2日
ギャラがいくらだったかは公開されていない。しかしフリーの漫画家は立場が弱く、買い叩かれる傾向にあるのは確かだ。
告発漫画がネットで拡散される中、 事態に気づいた世田谷区の上川あや議員はリプライを送った。
山本さほさま
突然のメッセージで失礼いたします。区がご依頼した仕事でご迷惑をおかけしたようで申し訳なく思います。どのような状況があったのかご説明をいただけましたら強く是正を求めることもできると考えます。長文になるかと思いますのでフォロー頂きDMでやりとりをさせて頂ければ幸いです。— 上川あや 世田谷区議会議員 (@KamikawaAya) 2018年10月2日
この後、山本さほさんはフォローを返し、ダイレクトメールでやり取りしたようだ。
行政コンサルをやっている人は「行政の職員は責任を取りたくないので頑なにミスを認めようとしない。そんな組織文化がある」とコメントする。
区役所の職員はベンチャー企業や営業と違って仕事で成果を出して褒められるということがなく、決まった仕事をミスなくこなすことが良しとされる。そんな減点主義なカルチャーが今回の異常対応とも関係しているのではないか。
もっとも、一番悪いのは担当者であることは間違いない。今回の騒動についてM山さんにはきっちりけじめをつけてもらいたい。
【追記】
世田谷区の保坂展人区長が事実と認め、担当課長を謝罪させると発表した。
オーストラリアの姉妹都市交流のプログラムで、漫画家の山本さほさんに御協力をいただいたワークショップのことで、管理職に事実確認をしました。ダブルブッキングで生じたキャンセル料を謝礼から差し引く等の発言をしたことがわかり、山本さん他関係者に多大なご迷惑をかけたことをお詫びします。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) October 3, 2018
担当課長が漫画家の山本さほさんに連絡をさしあげ、本日中にお会いして、直接お詫びをさせていただくとのことです。さらに、なぜこのような誤った対応をしてしまったのかを調べると共に、同様のことを繰り返すことのないよう厳正に指導いたします。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) October 3, 2018
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