大槻教授がピップエレキバンを薬事法違反のインチキ商品と告発
netgeek 2018年8月3日
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原理が意味不明。
大槻教授の主張をまとめると以下の通り。
・ピップエレキバンは「磁気の作用で血流がよくなり肩こりがなくなる」と宣伝している
・しかし磁気の作用を受けるのは磁性体だけ
・仮に血液が磁性流体ならばMRI検査で血管が破れるはず
・仮に効果あるのならもっと強力なネオジウム磁石でも貼ったら?
・効果があるという人は暗示効果やそういう気分になっているだけ
・薬事法違反に問われないのが不思議
・弁護士には訴訟で争ってほしい
言われてみれば確かにその通り。多くの人が「赤血球のヘモグロビンに含まれる鉄を引き寄せて血流をよくする」という解釈をしているが、だとすれば「MRIで血管が破れるはず」という説明が反論として分かりやすい。
※MRIは強い磁石と電磁波を使って体の中を見るもので、アクセサリーや指輪など金属類は事前に外すよう指示される
血液に磁石を近づけて変化がみられるだろうか?やはり人間の体に磁石をくっつけても健康増進効果はないというのが結論なように思える。
大槻教授の指摘に対しピップエレキバンはどう反論するのか。
しかしAmazonでピップエレキバンのレビューを見ると「肩こりに効く」と評価が高いのが不思議なところ。プラシーボ効果なのか、それとも自作自演のステマなのか。一度きちんとした比較実験をおこなってみたいものだ。
世の中は意外と疑似科学で溢れかえっている。
以下の「有効性についてデータが不十分なものリスト」は非常に参考になる。
出典:https://twitter.com/tomozouh/status/959597046394011650
コラーゲンや水素水はインチキだということがすでに有名になった。その他、プラセンタの美容効果やブルーベリーが目に良いという説も実証されていないとのこと。
ピップエレキバンが野放しにされているのはなぜなのだろうか?有名な商品だけに被害者は多数いると思われるのだが…。
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