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将棋連盟HPの英語版が変な訳だらけで総ツッコミ!

netgeek 2016年9月24日
 

将棋ソフトとプロ棋士の対局が注目を浴び、このところ将棋人口は増えているようだ。それもあってか将棋連盟のHPが最近リニューアルされた。しかし、新たに実装された英語版ページの訳があまりにもひどいと、さっそく総ツッコミを受けている。

特に「棋士紹介」のページで、名前に関する誤訳はツッコミどころが多すぎると話題になっている。

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これはひどい…。ぱっと見ただけでも、おかしなところがいくつも目に飛び込んでくる。ひとつずつ確認していきたい。

▼渡辺明竜王。肩書きが「ドラゴンキング」。直訳にすると、こんなにRPGっぽくなるのか…。

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▼佐藤天彦(あまひこ)名人。天彦が「Ten彦」に。なぜそこだけ漢字を残した…。

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▼郷田真隆(ごうだ・まさたか)王将。真隆が「ShinTakashi」に。きちんと訳せている人もいるだけに、なぜ一部がこうなるのか気になるところだ。

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しかし、この辺りはまだ可愛いミスだ。誤訳の本領はこれから。

▼森けい二(九段)が「フォレストけいじ」に。「ニコラス・ケイジか!」というツッコミがTwitter上で多く見られた。

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▼片上大輔(六段)が「Pieceダイスケ」に。片上だけ、なぜピンポイントに「Piece(破片)」となったのか…。

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▼中座真(ちゅうざまこと)七段が「Excused(中座=失礼する)true(真=真実)」に。これはなかなかレベルの高い誤訳だ。

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▼そして極めつけは、加藤一二三(ひふみ)九段。まさかの「加藤one hundred twenty three」。テレビのバラエティ番組でも人気のひふみんだけに、この誤訳はネット上が騒然となった。

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棋士の名前以外も全体的に訳し方に揺らぎが目立つ。英語圏の人にとってどれほど参考になるかは微妙なところだ。

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「将棋棋士」が「チェスプレイヤー」と訳されており、これはひどい…。「段位」についても、「九段=Kudan」「八段=8th Dan」「七段=Seven-stage」と不統一で分かりづらい。

なお、念のために確認しておくと、これらの訳は将棋連盟が用意したものではなく、「Google翻訳」によって機械的に訳されたものだ。ウェブ制作者としては海外への普及も見越しつつ、一方ですべてを翻訳する手間はかけられないので、せめて機械翻訳の機能だけはつけたとのいうのが実情のようだ。

▼Google翻訳については、このような指摘も。

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ちなみに、Google翻訳では「イタリア語」「スペイン語」「中国語」なども選択することができ、英語以上に誤訳だらけになっていることが想像される。ある意味で「あったほうがいいだろう」という安直な感覚でつけられたガジェットは機能しないということを体現している。将棋連盟はこの件について「詰めが甘かった」と言えよう。

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