国土地理院「すまん!デジタルで国土面積を計測し直したら公表してたより大きかったわ」 最も広くなったのはどの都道府県?
netgeek 2015年3月8日
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国土地理院が初めてデジタル地図を使って日本の国土面積を計測した結果、2013年の測定結果よりも10.55平方キロ増えていたと発表した。さて、全都道府県の中で最も面積が広がったのはどこなのか。ちょっと意外な県だった。
面積の増幅が最も大きかったのは長崎県。昨年の計測よりも、なんと26.44キロ平方もでっかくなっちゃった!
26.44キロ平方といえば、南洋の島国・ツバルと世界最小の国・バチカン合衆国(0.44キロ平方)を合わせたのとほぼ同じ大きさだ。
図にするとこうなる。
長崎の広さは全都道府県中37位。増え幅の余地は少なそうだが…。なぜ、こんなにも面積が増えたのか。
これまでは、諫早湾の開拓地を「海」とみなしていたが、今回初めて、「陸地」としてカウントしたからだ。
諫早湾と言えば、二重判決でモメている干拓地。国が漁業者団体に払った制裁金の合計が一億円を超えたとの報道もあった、いわくつきの土地だ。国土地理院がこのタイミングで諫早湾を陸地に分類したのは、どうしてなのか。何か裏がありそうだ。
逆に今回の計測で逆に狭くなってしまったのが、北海道。昨年比で33平方キロも減ってしまった。杉並区と同じくらいの土地が減ったことになる。
さすが北海道。誤差もデカい。前回までは、1988年につくった地図に埋立地を足して計算していたため、測定の精度が低かったという。意外と荒っぽい測定方法だ。干拓地がつくられたり、突然島が成長したり、土地は思っているよりもダイナミックに変わるものだ。
あなたの住んでいる都道府県は、狭くなったのか、広くなったのか。国土地理院のサイトでぜひ確かめてみてほしい。