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マシュマロ実験の結論にどんでん返し。忍耐力ではなく親の経済力の問題だった

netgeek 2019年7月8日
 

スタンフォード大学の有名な取り組みである通称「マシュマロ実験(The Marshmallow Experiment )」について、実は考察が間違っていたことが分かった。

目の前のマシュマロを我慢できるかどうか。

実験はスタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェルが1960年代から始めたもの。丁寧な追跡調査で後の社会的成功も調べ、IQ(知能指数)よりも忍耐力が人生を左右すると結論づけた。

「忍耐力が大事」というのはおそらく多くの人が自身の経験から同意するところだろう。だが、比較的最近になってからこの考察が間違っていることが判明した。一部始終を説明した以下のツイートを読んでほしい。

いくら忍耐力が強い子供でも「約束は必ずしも守られるわけではない」と信じていたら目先のマシュマロを1つ食べるほうが合理的な判断ということになる。例えば日本であれば親にお年玉を預けたのに返してもらえなかったという話をよく聞く。このような経験をした子供は目先の確実な利益を取りに行くほうが得する確率が高いと考え、行動が変わるかもしれない。

そして子供が大人の約束を信じるかどうかは家庭の経済的な豊かさと直結していると考えられるというわけだ。

もっとも、ツイートで触れられているようにこの考察もまた覆される可能性が残っている。研究の世界では相関関係を因果関係と誤認してしまうことは多々あるのだ。

以下のデータも興味深い。

参考:東大生の家庭と一般家庭の年収をグラフで比較したら「教育はどれだけ課金したかで決まるソシャゲと同じ」ということが分かった

噂には聞いていたがまさかここまでとは…。驚いたことに東大生の家庭は過半数が950万円以上の年収があるのだ。

世の中の問題は大体お金で解決できるという考え方に従うならば、やはり豊かな親のサポートの下でしっかりと勉強に取り組める環境が整っており、良い教育を受けられる子供が受験勉強で高い成果を出すのだろう。

実に面白いマシュマロ実験。別の考察を持った人はコメント欄に書き込んでほしい。

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