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堀江貴文がオックスフォード大学の教授を論破。「コピーライティングはAIがやる。電通いらない」

netgeek 2017年2月27日
 

急速に注目を集めるAI(人工知能)は我々人間の仕事のあり方をどう変えるのか。ホリエモンこと堀江貴文氏が独自の考察を披露した。

メルマガ読者からの質問。「マーケティングやコピーライティングの仕事もAIに奪われてしまいますか?」

質問者はマーケティングとコピーライティングを専門とする職業に就いており、将来自分の仕事がなくなってしまうのではないかと心配している。AIはどこまで産業に影響を与えるのだろうか。

この質問に対して堀江貴文氏は「『AIに奪われる』『支配される』という表現が適切かどうかは分からないが、AIの時代が来ていることは間違いないので積極的に活用すべき」と回答。そして雑談の中で徐々に深い意見に入っていく。

堀江貴文「コピーライティングはAIの得意分野ですよね。テンプレが決まりきった星新一のショートショートとか…。ラノベとかも得意そうですよね」

2016年には公立はこだて未来大学の松原仁教授がAIで書いた小説を発表し世間を驚かせたことがあった。

参考:人工知能に小説を書かせたら素晴らしい名作ができあがった。この作品は読んでおかないと損だ。

iPhoneのSiriを使っていれば分かるように、AIは今や会話や相手の意図を読み取ることも得意。執筆業は人間よりも圧倒的に早くこなせるに違いない。人間なら1年かかる仕事もAIなら1秒で終わらせられる。

とここで、NewsPicksの佐々木紀彦氏が耳寄りな情報を教えてくれる。

佐々木紀彦「オックスフォードのオズボーン教授が論文を書いてて、日本について研究した論文を野村総合研究所と一緒に出してるんです。その中でAIによってなくなるリスクの低い仕事の中にコピーライティングが入ってました」

※英オックスフォード大学でAIを研究するマイケル・A・オズボーン准教授は論文「THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION? 」を発表して世界中から注目を集めた。

▼仕事ごとに分類した仕事を奪われる確率(一例)

佐々木紀彦「なんでかっていうと、どういうワードが必要なのかはAIが出すだけだったらできるんですけど、例えば電通だったらお客さんのところに行って、ときには飲みに行ったりしもしながらニーズを聞いて、コミュニケーションで成り立っているところが大きいんですよ。ただ単にAIがコピーライティングを出すだけでは納得してもらえないと思う」

確かに納得が行く説明だ。しかしホリエモンはこの意見に真っ向から反対する。

堀江貴文「僕は逆ですね。客がそれを使うと思いますけどね」

佐々木紀彦「あー…」

堀江貴文「ABテストも客がやる」

佐々木紀彦「電通自体がいらなくなるということですね(笑)」

堀江貴文「もう決定権者が選んじゃえばいい」

佐々木紀彦「稟議しなくていいってことですね?」

堀江貴文「コピーライターアプリみたいなのがあって、条件は『こんな商品です』って入れたら自動でFacebookとかに出稿して『テストマーケティングはこれが数字一番よかったです』って出る」

まさしくこれまで人間がやっていた仕事をAIが奪うという話だ。しかも、この見解だとコピーライターだけでなく広告代理店自体が不必要ということになる。

最後にホリエモンは質問者に対し「だからマーケティングとコピーライティングが楽しくてはまってるんだったら、マーケティングにAIをどうやって活用していくのかってところを考えるといいと思います」

ホリエモンが鋭く切り込む動画はこちら。

AIが強力に使えるツールになれば確かにホリエモンが言うとおり、仕事の進め方も変わるかもしれない。

オズボーン准教授とホリエモンが違うのは実務に携わっているかどうかということ。単純に現時点にAIの影響を当てはめて未来を予測するよりも、AIと業界の間で起こる相互作用まで考慮して予測したホリエモンのほうが一枚上手に思えた。

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