【速報】太田市がギルティ伊藤を解雇
netgeek 2016年9月30日
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朝日新聞と上毛新聞が報じたことで日本全国で有名になった伊藤正裕さん、まさか大会自体が架空だったとは…。
伊藤正裕さんは本当はずっと自宅におり、そもそもパスポートすら持っていなかった。もともとゲームが趣味だった伊藤さんは職場で自分はゲームが上手いと豪語し、「沖縄県の大会で優勝した」などと自慢していた(後にこれも嘘と判明)。
そして休暇を取るタイミングでパリで開かれる大会に出場すると上司に説明し、後日、優勝したと満面の笑みで報告したのであった。
このまさかの騒動について産経ニュースは太田市が事実上の解雇処分にしたと報じている。
朝日をはめた臨時職員、太田市が解雇 格ゲーチャンプうそ会見で
市は「職員としてふさわしくない信用失墜行為。事実上の解雇処分」とした。男性は昨年4月に臨時職員として採用され、半年ごとに契約を更新している。男性が所属する商業観光課は8月下旬、契約更新を求める文書を人事課に提出していたが、記者会見が虚偽と判明したため、取り下げを申し出ていた。
http://www.sankei.com/affairs/news/160930/afr1609300026-n1.html
記事タイトルが「朝日をはめた臨時職員」になっている点に注目。これはライバル紙として朝日新聞が裏取りを怠ってまんまと騙されたということを強調したいのか、それともジャーナリストとしてメディアを騙した職員に怒りを感じているのかどちらなのだろう。個人的には前者であるように思える。
さて、契約更新は半年ごとだったため、ちょうど9/30で契約終了となり、10/1から伊藤正裕さんは無職の身となる。悪い意味で有名になってしまったので今後は転職も難しく、残る道は本当にプロゲーマーになるか、ゲーム実況のYouTueberになるかといったところ。
HIKAKINをもじってITOKINというのはどうだろう。「ブンブンハローユーチューブ。どうもITOKINです!今日はギルティギアをしたいと思います。負けました。ありがとうございました。…バーイッ!」
ここでギルティ伊藤について錯綜する情報について改めてまとめておきたい。
(1)上司に勧められて開いた記者会見、上司は臨時職員の功績として手柄になればと考えて会見を開くことを勧めたと証言。きっちり断らなかった伊藤さんはこの時点で詰んでいた。
(2)大会があるとして休みをとったのは20日と21日で、さらに23日も休みをとり、連休になるようにしていた。もうこの時点で怪しいが、本当に上司や同僚は伊藤さんの虚言癖に気づいていなかったのだろうか…。
(3)伊藤さんがFacebookに投稿した「さーていっちょとってきますか。世界を」はかっこよすぎる名言として有名に。
(4)親戚の男性は世界旅行中のはずの伊藤さんに会っていた。
(5)伊藤さんが海外に行っているカモフラージュとしてFacebookに投稿した写真は2014年の個人ブログからの盗用だった。権利者は自分が海外で撮った写真と証言している。
(6)伊藤さんを気の毒に思った有志一同がオータムスタンフェストがあったようにみせるチラシをつくってくれた。「場所 パリ」のシュールさに注目。
それにしても、ちょっとした見栄を張る嘘がここまでの事態を引き起こしてしまうとは…。伊藤正裕さんも思いもしなかったことだろう。ただ、記者会見で「親に見つかるとゲームに熱中していると怒られるので小さく取り扱ってください」とお願いしていたのはやはりマズイことになっているという後ろめたさがあったに違いない。
潔く嘘と認めていれば良かったものを伊藤さんはその後、「実はフランスには行っておらず、ネットの大会に参加して優勝した」などと嘘に嘘を重ねた。
人事の心象はこれで底辺まで落ちた。「大会の招待状を受け取った携帯は壊れたので証拠は見せられない」「クローズドな大会でゲームセンターレベルの小規模なものなのでみんな知らない」「優勝したのは本当」などと誤魔化しの嘘を重ねる様子はさぞかし痛々しかったことだろう。
さてこれで幸か不幸か10/1からゲームがやり放題になった。個人的には来年、ギルティギアの大会で優勝して世間を見返す伊藤さんを見てみたい。
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