【悲報】8月末で「オレオ」「リッツ」の国内生産終了!
netgeek 2016年8月22日
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最近まで生産終了について知らなかったファンも多いようで、8月末を目前にして動揺が広がっている。
あれだけCMを流し、どこのスーパーでも売られていた人気お菓子があっけなく生産終了になるというのは驚きだ。あって当たり前のものがなくなるというのは実に寂しい。このニュースに対し、Twitter上ではファンたちが悲鳴を上げた。
リッツのCMでお馴染みの沢口靖子さんは、生産終了を機に「最後のリッツパーティー」を開催した。
▼インターネットTVの企画で「最後のリッツパーティー」が開かれた。
▼CMのようにリッツの上に色々な具材をのせ、参加者は最後のパーティーを楽しんだ。
▼Twitter上では、リッツを惜しむ声が続出。
なお、正確にはライセンスの関係でヤマザキ・ナビスコが製造を終了するということで、製品自体はライセンス元会社が引き継ぐようだ。
▼ヤマザキ・ナビスコが発表したお知らせ。
弊社は、1970 年に米国ナビスコ社(現モンデリーズ・インターナショナル・インク)と ライセンス契約を締結し、「リッツ」、「オレオ」、「プレミアム」等のビスケット、クラッカーを製造し、日本の市場で販売してまいりましたが、この度、弊社はモンデリーズ・インターナショナル・インクとのライセンス契約を来る 8 月 31 日の契約満了日をもって終了することに合意いたしました。
(中略)
「リッツ」、「プレミアム」、「オレオ」および「チップスアホイ」の4ブランド製品につきましては、弊社は8 月31日をもって製造を終了し、残余在庫の販売を経て終売といたします。
http://www.yamazaki-nabisco.co.jp/common/images/license_160212.pdf
今後はライセンス元のモンデリーズが「オレオ」や「リッツ」の販売を行っていくという。ファンにとっては一安心といったところだが、実は安心してばかりもいられない。どうやら海外工場で生産したものを日本に輸入するということで、これからのオレオは中国工場で作られるようだ。
モンデリーズ・ジャパンが5月11日に発表した今後の事業戦略。それによると、オレオは中国、リッツはインドネシア、プレミアムはイタリアにある米モンデリーズ社の工場で製造し、販売する予定。しかも、パッケージは大きく変えないが、味は改良する、という。
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/160605/ecc1606050716001-n3.htm
▼中国産食品のよくないイメージがあるからか、心配する声が多く聞かれた。
ちなみにヤマザキ・ナビスコは、9月から社名を「ヤマザキビスケット」に改め、リッツの後継商品として「ルヴァン」を発売することを発表している。
▼新商品「ルヴァン」は、消費者の心を掴むことができるのだろうか。9/5から発売される。
世界的にライセンス戦略が見直されるなか、今後このようなケースは増えていくだろう。ヤマザキナビスコは、これらの商品が売上の約40%を占めていたため、新商品がヒットするかが企業としての分水嶺になる。個人的には海外工場で作られた菓子よりも国産を買いたいと思いつつ、今後の推移を見守っていきたい。
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