【ワタミ傍聴席占領事件】渡邉美樹と広報が反論!「たまたま大勢の社員が自主的に傍聴しにいっただけ」
netgeek 2014年3月29日
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大手居酒屋チェーン「和民」と元社員の家族の間で争っている裁判が揉めに揉めていることは有名であろう。現場に居合わせた多数の人は、ワタミ側の法の網をかいくぐるようなやり方に怒りのツイートを投稿し、それが拡散された。
netgeekでもまとめ記事を作成したので、詳しくは以下のURLを参照されたい。
【速報】ワタミが裁判で傍聴席を占領して原告側を追い出しにかかった!「ワタミ出て行け」と罵声が飛びかう事態に
http://netgeek.biz/archives/7928
渡邉美樹の説明
さて、渡邉美樹氏がfacebookで公表したのは次の文章だ。
一部本日裁判所で、被告側が傍聴席を占拠したとの指摘がありますが原告、被告双方傍聴希望が多数あり、双方弁護士がその場で協議し、最終的には原告側(2):被告側(1)と言う割合を受け入れ、原告側支援者が過半数の傍聴席で裁判が行われたのが「事実」です。
https://www.facebook.com/watanabemiki.official
一体何が事実なのだろうか。ネットで飛び交う話を集約すると、ワタミ社員が傍聴席を占領した後に「ワタミ出て行け!」と怒声が響く事態となり、その後、裁判所の仲介により話し合い、席を平等に割り振ったという。
裁判を傍聴しようとしていた小説家の水市恵も次のようにツイートしている。
東京地方裁判所に来ています。ワタミの過労死裁判を傍聴するつもりだったのですが、傍聴席約50の大半をワタミ社員が占有していて、マスコミの方や市民が入れず揉めました。社員の何割かが渋々退出して決着。私は結局入れませんでしたが、面白い場面が見られて、来た甲斐はありました。
— 水市恵 (@kmizuichi) 2014, 3月 27
渡邉美樹氏の説明は一連の流れの後半のみの説明に終始しており、事前に企てられた社員による占領が事実であったかどうかには触れていない。
ワタミ広報の説明
Jcastニュースがワタミ広報に直接質問したところ、このような回答が届いたという。
「法廷内で、弊社の従業員が傍聴席を『占拠』したとの指摘がありますが弊社の関係各部署のスタッフが自主的に傍聴しに時間前に並んだにすぎません」
参考:http://www.j-cast.com/2014/03/28200523.html?p=all
会社が組織ぐるみで占領したのではなく、あくまで多くの社員が偶然、早い時間に並んだだけという。
しかしながらtwitterでは、現場に居合わせた人が「名簿をもったワタミ社員が点呼をとっていた」と証言していた。
@yasuokajihei 公休かは分かりませんが、ボードを持った人が社員の出欠を確認していたようなので、組織的に動いていたのではないかと思います。 — Yuma Suzuki (@yuma_gorori97) 2014, 3月 27
真実はいかに。裁判については渡邉美樹氏が「道義的責任がある」と自らの非を認めつつも、「原告と見解の相違がある」として、争う姿勢を見せている。
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