熊本県益城町のテント村にも導入!段ボールベッドで避難生活のストレスを軽減
netgeek 2016年5月8日
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4月24日にアルピニストの野口健さんの呼びかけで熊本県益城町の町総合運動公園陸上競技場にテント村が設営された。そこで段ボールベッドが設置され始め、被災者のストレス軽減になると期待が寄せられている。
野口さんは5月7日、Twitterにテント村に段ボールベッドの設置を始めたと投稿した。
▼組み立てた段ボールベッドの上で笑顔で記念撮影。
▼野口さんは「被災された方が足を伸ばして少しでもゆっくり寝ることができるように」という思いでテント村を立ち上げた。
▼床に直に寝るのと段ボールベッドに寝るのとでは疲れ方が全然違う。
▼軽くてとても丈夫、また使い終わった後はリサイクルすることができる。この段ボールベッドを少しでも早く被災地へ届けるとともに、各自治体への備蓄を進めるべきだろう。
▼これで段ボールベット1つ分の備蓄。かなりコンパクト。
▼寝るときには間仕切りが出来るので精神的なストレスの軽減にも役立つ。
▼フタをめくるとなんと荷物を収納するスペースが…。荷物の置き場所に困る避難所でも身の回りをスッキリさせることが出来る。
被災地では既にエコノミー症候群が深刻化しているため、今後は段ボールベッドが設置されることで被害が食い止められると期待できる。また、段ボールベッドを製造しているJパックス社も熊本市の避難所に250台の段ボールベッドを寄贈している。
熊本地震テントプロジェクトでは5月2日時点で150張りのテントが設営されている。
▼ボランティアの人とテントを張る様子。
▼まだまだ避難所で過ごす被災者達の置かれている状況は厳しい。これからが長い戦いになる。
テント村をすぐさま立ち上げる行動力、被災者の負担やストレスを少しでも軽減させようとする気遣いなど、野口さんの取組みには本当に頭が下がる。今までは群がるように報道合戦が行われていたが、今後報道が減って世間の関心が薄れてしまっても被災者は依然として厳しい状況に置かれている。野口さんは現在、Yahoo!ネット基金でテント村の設営費用を募っている。