世界最大の車Bagger293が想像を絶する大きさで震える
netgeek 2016年2月16日
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バケットホイールエクスカベーターとは採掘に使う機械のことで、アームの先端にバケツ状のホイールがついているのが特徴だ。中でもBagger293は自走式となっており、世界最大の車としてギネスに記録されている。
もはや映画に出てくる光景。Bagger293の驚くべき全貌をご覧あれ。
手前に写っている赤い車と比較すればそのサイズ感は常軌を逸していることが分かる。この何トンもありそうな巨体が走るというのだからギネス記録も納得だ。
全長は225mで総重量はなんと14,200トン。
世界最強の乗り物といえばおそらく多くの人が戦車を思い浮かべるだろうが、上には上がいるものでBagger293のパワーには絶対に敵うことはない。
近くで見るとこんなふうになっている。いや、しかし、これでも奥のほうがかなり遠く見える。
乗り物が好きな男からすればもうワクワク感が半端ない。これが自動車のように操縦できるというのだから誰もが一度は操ってみたいと思うはずだ。
採掘にあたっては先端のホイールを押し当て、ガンガン削っていく。
削られた土はバケツ状の部分に入り込むというわけだ。開発陣はより強いパワーを求め、Baggerは改良に改良を重ねられてここまで進化した。
もうしばらくBagger293の迫力をご堪能あれ。
▼このアンバランス感で倒れないのが不思議。
▼一般自動車と比較するとやはり大きい。こんなに大きな機械、一体どうやってつくったのだろう。故障したら直すには苦労しそう。
▼足元は戦車と同じようにキャタピラーになっている。14,200トンを支える最重要部だ。
ドイツでは人口湖をつくるべくBagger293が稼働しており、計画は着々と進んでいる。なお、このBagger293には移動速度が分速2m~10mほどしかないという弱点がある。要するにカメかカタツムリほどのスピードでしか走れないのだ。
迫力満点の動画はこちら。
小型化が得意な日本に反して海外はパワフルな大型を求めて開発する傾向があるもの。日本では絶対に見ることができないので、ドイツに行った際には是非とも生で見てみたいものだ。