【炎上】セブンイレブン、「ブラック企業大賞受賞」記事を揉み消して良い気分
netgeek 2015年12月2日
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まず、29日のスポーツ報知の記事をご覧いただきたい。見出しに大きく「セブンイレブン」「ブラック企業」という言葉が並んでいた。
セブン―はフランチャイズに加盟する店主らに対し、不当な支配を行っている構造が問題とされ、最近話題となっているコンビニのブラックバイト問題を生み出していることなどが“受賞”の理由となった。
※記事は削除済み。アーカイブをご覧いただきたい。
▼「お探しのページは見つかりませんでした」。この記事はYahoo!ニュースやlivedoorニュースにも配信されていたが、すでにそちらも削除されている。
記事を見る限り、ブラック企業大賞の公式サイトで発表されている情報から大きく逸脱しているわけではなく、記事に誤りがあったとは考えにくい。それにも関わらず、記事が削除されたとなると外部からの圧力があったとしか考えられず、もちろん圧力をかけた可能性が一番高いのはセブンイレブンだ。
現在、コンビニは全国に5万店舗以上ある。そこで売られている商品の1つが「新聞」だ。
つまり、コンビニは新聞の大規模な販売店でもあるのだ。中でも、セブンイレブンは1万8千店舗以上を出店している最大手。そのため、セブンイレブンが「記事を削除しなければスポーツ報知の取り扱いをやめる」と圧力をかければ、スポーツ報知はそれに従わざるを得ないだろう。この説を裏付けるように、セブンイレブンと利害関係がないネットメディア(弁護士ドットコム、ねとらぼなど)の記事は削除されていない。また、セブンイレブンが大口のスポンサーをしているテレビでは当然ながら「ブラック企業大賞」関連は一切取り上げられなかった。
なお、過去にはnetgeek編集部の元にあの手この手で都合の悪い記事を消させようとする連中がいたことを付け加えておく。メディア運営者からすると一度公開した記事が消えるというのはお察しの部分があるのだ。
他にも以前には、イオンの直営店から週刊文春が撤去されるという出来事が起きている。週刊文春がイオンの産地偽装疑惑を記事にしたためだ。
しかし、週刊文春は記事の削除には応じなかった。メディアには企業をはじめとする団体からの圧力に屈しない姿勢が望まれる。事実を伝えることが役割のメディアが事実を伝えられないのならば存在価値はない。セブンイレブンには真摯に経営改善に取り組んでもらいたい。