堀江貴文が明かす勝間和代の本がめちゃくちゃ売れる裏の理由
netgeek 2015年11月8日
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本を出版する度に次々とベストセラーを連発する堀江貴文氏が勝間和代さんを例に挙げて本を売るコツを披露した。「本を出した」というと実に華やかなイメージを抱きがちだが、その裏では泥臭く地道な営業活動が必要不可欠なのだという。
この日はサイバーエージェント藤田晋社長をゲストに迎え入れて収録。
さて、メルマガ読者からの質問は「伊東家の食卓のような小ネタ集の本を出すつもりです。できるだけ多く売るためにはどうしたらいいでしょうか?今決まっている施策は本屋でのサイン会、新聞広告、ネットでの動画公開です。他に知恵がありましたら拝借いただけませんでしょうか」
これに対してホリエモンは「一番は書店員におすすめのポップを書いてもらうことですね。名も知れぬ人の本が売れるときは口コミが一番効果があったりしますから」と回答する。
さらにSNSを有効活用し、本の内容をうまくPRし「買えば何が得られるか」を宣伝したうえで購買に誘導することが大事だと主張した。そしてここから本題に差し掛かる。「夢をかなえるゾウ」を書いた水野敬也を「本を売るのがすごく得意な人」と例に挙げ、「彼は自分でのぼりを持って本屋に行き、サイン会させてくださいって回っている」と面白い裏話を披露してくれた。
堀江「『ゼロ』って40万部しか売れてないんですけど本屋に営業に行くと、水野敬也と百田尚樹と勝間和代は必ず営業に来るっていうんですよ」
特に勝間和代はこれまで出版した本が多く、知名度も高いのに地道に営業していたとは驚き。本を売るためには飛び抜けた裏ワザなどなく、基本的なことをいかに地道にやるかが結果に繋がるということか。藤田晋社長はこの現実を「手売りみたいなのがいいんだろうね」と端的にコメントした。
堀江「本書けば後は出版社がなんとかしてくれるって思ってる人多いけど、出版社の営業マンからしたら山程本あるんだから。しかも書店側も忙しいからね」
執筆業も実は営業力がカギになるというのは意外な事実だ。潜在顧客にプッシュしまくるのが売上部数を伸ばすコツだったのだ。
動画はこちら。なぜか途中でホリエモンの誕生日イベントが繰り広げられている。
amazonの Kindleダイレクト・パブリッシングの登場で誰でも簡単に電子書籍を出版できるようになった現在。今後は書店の重要性が薄れていくはずなので、ビジネスのあり方も変わっていくかもしれない。ただ、予想されたよりも電子書籍の普及は進んでおらず、未だなお紙の書籍のほうが圧倒的に売れるという。ひとまずはホリエモンのアドバイス通り動くのが最良の方法か。