中国の宝くじ高額当選者が身バレしないよう記者会見を行うたった一つの方法
netgeek 2015年9月9日
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日本と違い海外には宝くじ高額当選者が記者会見を開く国がいくつかある。お隣の中国でも高額当選者は記者会見をするのだが、その風景は普通の記者会見とは少し違う。
参考:Chinese Lottery Winner Makes the News for another Reason Altogether(12pics)
今年、中国で1億7000万元(約30億円)の宝くじに当選した人物の記者会見が話題となった。その様子がこちら。
なぜかディズニーの人気キャラクター・ベイマックスがいる。当選者を祝うために主催者が連れて来てくれたのだろうか?
しかし、記者会見はそのまま進む。
実は、ベイマックスの中の人が今回の高額当選者だ。彼は高額当選したことを友人や家族に知られ、お金を無心されることを心配して今回着ぐるみを着て記者会見に臨むことにした。そして実はこれは中国では決して珍しいことではない。
なんと、記者会見で着ぐるみを着る習慣は25年前から続いている。これまでに、こんなキャラクターが出てきた。
(1)変な顔のクマは5.25億元(約94.5億円)に当選。
(2)パンダは5.65億元(約100億円)に当選。
(3)ちょっと顔が凛々しい偽物ミッキーは4.97億元(約90億円)に当選。
(4)こちらはトランスフォーマー?当選額は不明。
(5)中には着ぐるみではない人も居るようだ。
とにかく顔が分からなければいいということか。
ここで疑問になるのが「なぜ、わざわざ記者会見を行うのか?」ということだ。
これは本当に当たっている人がいるということを証明するため。ただ一方で、周囲からは「真の目的は購買意欲を煽るため」という指摘もされている。