【悲報】CyberAgentのバイラルメディアEQLAIRがわずか2ヶ月で閉鎖へ
netgeek 2014年7月19日
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8月29日にサイト閉鎖へ
文字が小さくて気づきにくいかもしれないが、実は現在、EQLAIRにはサイト上部に「【重要】サービス終了のお知らせ」というリンクが貼られている。そちらの文章によると7月11日に更新を停止し、8月29日にサービスの提供を停止するとある。つまり放置サイトにするのではなく、潔くドメインからサーバーまで全て止めてしまうということだ。広告を載せて放置しておけば少しは金のなる木になるのに、そんなはした金はいらないということか。
いつもEQLAIRをご利用いただきありがとうございます。
2014年5月26日よりサービスを提供させて頂いておりました「EQLAIR」ですが、誠に勝手ながら2014年8月29日15時をもちまして、サービスの提供を終了させていただく事となりました。
日頃ご愛顧いただいているお客様に心よりお礼申し上げますとともに、これまでご利用いただいたお客様にご迷惑をおかけする事となり、誠に申し訳ございません。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
以下、サービス終了に関する詳細をご案内いたします。
■2014年7月11日【新規の記事配信停止】
新しい記事の配信を終了致します。■2014年 8月29日15時【サービス終了】
上記日時をもちまして「EQLAIR」の全機能を終了させていただきます。
サービス終了後は、記事を閲覧したりすることができなくなります。これまでたくさんのお客様にご愛顧いただきましたこと、運営一同、重ねてお礼申し上げます。サービス終了まで残り少ない期間となりますが、最後まで「EQLAIR」をお楽しみいただければ幸いです。
EQLAIR運営事務局
http://eqlair.jp/close
気になるのは閉鎖の理由が書かれていないこと。サイバーエージェントともあればスタッフはたくさんいるので、人員不足や技術的な問題ではないはず。やはり事業の将来性を見限ったか。
利用者数が伸びなかった?
EQLAIR(エクレア)はサービスリリース時、「シェアしたくなる話題が集まるエンタメディアというコンセプトで20代~30代の男女をターゲットとしたバイラルメディア」という宣伝文句の下、Ameabaブログなどと連携を図ることをウリとしていた。
http://netgeek.biz/archives/13476
「4ヶ月で300万人の利用者を目指す」ととてつもなく高い目標を掲げていたが、それが仇となったか。実際は思うように急成長することができず、更新のやる気を削がれてしまったのかもしれない。
ただ、同時期にサイバーエージェントがリリースしたその他のバイラルメディア「GAMY」や「Spotlight」、「BUZZHOUSE(サイバーエージェントが出資したWAVESTが運営)」は今もなお元気に更新を続けている。一体なぜEQLAIRだけが閉鎖されることになったのか。PVやUUが伸び悩んでいたとしても、うまくいっている他サイトを参考に改善を繰り返せば必ず芽は出たはずだ。実際、海外ではモンスター級のバイラルメディアが次々に誕生しているので、マーケット環境が違うとはいえ、日本でも前途有望なビジネスであろう。
そこで考えられるのがAmeabaとの連携にシナジー効果がないことが確認されたという可能性だ。EQLAIRはサイバーエージェント系バイラルメディアの中では唯一amebaと連携を図るサイトであった。それが無意味と分かったならば、似たようなバイラルメディアを社内に複数抱えるのは気持ち悪いので1つに統一したいと思うのは当然の流れであろう。EQLAIRで働いていたスタッフはすでにSpotlightに移っているのではないか。
リリースされた当初は大手上場企業がついにバイラルメディアに参入するということで、あっという間に痛いニュース、ハム速、はちま起稿あたりを追い越すのではないかと言われていたが、ビジネスはそう一筋縄ではいかないのが実情。日本のバイラルメディアビジネスを制覇するのはどこになるのだろう。
http://netgeek.biz/archives/16945