7年間も木に繋がれっぱなしだった犬が助け出されるまで
netgeek 2020年9月30日思いやりの欠けた飼い主のせいで一匹の子犬が窮地に陥っていた。
もしかして散歩にも連れて行ってもらえていないのでは…。
ルナという名の犬は愛情を注がない人間に飼われたせいでどんな日も木に繋がれっぱなしになっていた。
庭にある木に繋いだまま7年間も放置されており、エサは地面にばらまかれたものを食べる。食事用のボウルすらなかった。
自由はなく、愛してくれる人もいない。生きる目的すら見失いそうな状況でもルナは健気に生き続けていた。
7年が経つ頃、事態を知った近所の住人がDAR Animal Rescueに連絡した。スタッフが接したときルナは怯えていた。これまで親切にしてもらったことがないので、知らない人が自分に何をしてくるのか不安だったのだろう。
柔らかいブランケットで包み、悪夢から開放した。放置されていたせいで泥にまみれた毛は固くなっていたので、お風呂に入れたりカットしたりして対処した。
動物保護シェルターで、ルナは優しくしてもらえるということを理解したようだった。人の顔を見ると明るく、嬉しそうな表情を見せる。
次第に体は綺麗になり、健康を取り戻した。実態はこんなにも可愛らしい小型犬だったのだ。
ルナは少しの間シェルターにいただけで新しい家族が見つかった。希望の見えない窮地から脱した今は毎日を楽しく過ごしている。