目がずれている猫のジェイコブ。幸せになるまで
netgeek 2020年6月25日
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路上にいたところを保護されたその猫は独特の目つきをしていた。
目の位置がずれている。
ある日、ロサンゼルスで親切な人が野良猫を保護した。感染症にかかっているのか顔が変形しているように見えた。医療ケアが受けられることを期待して地域のレスキューに連絡したところ、Friends for Life Rescue Networkの創設者であるJacqueline DeAmorさんはすぐに助けが必要だと判断した。
「健康上の問題がある兆しが確認できました」
翌日、ジェイコブと名付けられた猫はFriends for Life Rescue Networkの施設に移動し、診断を受けた。推定生後5週間で栄養状態が悪く、体はノミだらけだった。
体を綺麗にしてから目をケアし、ご飯をたっぷりとあげた。
ジェイコブは新しい環境に困惑しつつも、安全な場所と優しいスタッフが気に入ったようだった。
ボランティアスタッフとして働くメルランプレイさんと夫のゼインさんはジェイコブの世話を担当した。できるかぎりのことはしてあげたい。
ジェイコブはアゴが中心からずれており、それゆえ目の位置と歯もずれが生じているということが分かった。もっとも、それで生活の質が落ちるということはない。数週間すると体重は2倍に増えた。動きは活発になり、どんどんと元気さを取り戻した。
胸か首の上で昼寝するのが大好き。甘えん坊な性格だ。今では幸せに暮らしている。