外出禁止令に違反した猫、タイ警察が身柄を拘束する
netgeek 2020年5月1日
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4月21日、タイ警察が身柄を拘束した相手は意外な人物…いや生物だった。まさかそこまで厳密に取り締まるとは…。
ぶらついていた猫を捕獲。
新型コロナウイルスが流行する中、タイのプラユット・チャンオチャ首相は4月3日から夜10時から朝4時まで外出しないよう求める夜間外出禁止令を出した。
夜の街からはすっかり人影が消え、まるでゴーストタウンのような雰囲気になっていたのだが、そこに現れたのは一匹の猫。事情を知ってか知らずか、いずれにせよ警察に捕まった瞬間はおとぼけ顔をしているように見える。
容疑は新型コロナウイルス対策の夜間外出禁止令に違反したというもので、写真はタイのTCNN NetworksがFacebookで公開した。
「私は門限を破って22時に外出しました」というプラカードを首からぶら下げる猫容疑者。
「1枚目とは別の猫なのではないか」という声もあるが、少なくともTCNN Networksは同一の猫として投稿している。取り締まりの対象が人間だけではなかったというのは衝撃的だ。他の猫たちはこのニュースを知って一気に外出を控えるだろう。
タイ警察は以前から猫や犬と親和性が高く、ほっこりする写真が度々公開されてきた。
今回の騒動についてネット上では「マタタビの売人かもしれない」「ニャン相悪い」「留置所は猫で溢れかえっているかも」「捕まえるのは犬のおまわりさんじゃないのか」などと囁かれている。
最新の報告では新型コロナウイルスは猫や犬にも感染するとみられており、今回のタイ警察の厳しい取り締まりは感染拡大を防ぐ効果がそれなりにあると推察される。意外と笑い話ではなく、動物と人の命を救う取り締まりと考えることもできるだろう。