表に線を入れるのは古いやり方。線はないほうが見やすい
netgeek 2019年12月9日
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デザインのセンスというものはやはり時代とともに刷新していくべきものらしい。最近の日本のグラフデザインは線がないほうが主流のトレンドであることが分かった。
右のほうが見やすい。
グラフといえば縦と横の線で区切って枠に情報を入れ込むものだが、どうも最近は線を極力減らして見せるのが最も一般的なやり方のようだ。線がないほうが必要な情報が確認しやすく、洗練されているように見える。まさかこんな方法があったとは驚きだ。
この事例はウェブサイト「伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザイン」で解説されているもの。
サイト運営者は高橋佑磨さん(千葉大学大学院 理学研究院)と片山なつさん(千葉大学大学院 理学研究院)で、講演実績も記載されている。説得力ある事例をもって教えてもらえるのは非常にありがたい。
線なしではどうしても違和感があるという人は以下の作り方がオススメ。これもまたとても見やすい。
Excelでは表のデザインが事前に用意されており、テンプレートから綺麗なものを選ぶことができる。よくよく考えてみれば、あれはこの手のデザインではないか。
また別の事例。複雑な表の場合は線をなくしてストライプにすると見やすい。素晴らしい。
なお、ウェブサイトは複数の書籍でも紹介されているとのこと。ここで紹介した以外にもたくさんの分かりやすい事例が掲載されている。
ネット上の反応
・線がないほうが見やすくてびっくり!
・日本式か欧米式か
・欧米式はタイプライターのやり方から来ている
・線がないほうが見やすいね
・点線はどうかな?
・若い人は線引かない派が多いよ
・これはもはや宗教的な問題
・線があるほうが見やすい私は老害です
・高2です。線なしで習いました
旧来は全てに線を引く派だった日本も、最近は欧米の影響を受けて線なし派に移行している模様。表を作る機会があったら是非とも新しいデザイン手法を使ってみたいものだ。
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