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ダクトテープで貼られたバナナ、凄いアートとして1,300万円で落札される

netgeek 2019年12月8日
 

絵画や彫刻ならともかく、時間の経過とともに腐ってしまうものが高値で落札されるとは…。

あなたならいくら出す?

灰色のダクトテープで壁に貼り付けられたバナナ。もはや売り物にならないほどの雑な扱いを受けてしまったように見えるが、実はこれは著名な芸術家による作品。マイアミのアートショーではなんとこちらの作品が12万ドル(約1,300万円)の値で落札された。

奇想天外な作品を作ったのはイタリア人アーティストMaurizio Cattelan(マウリツィオ・カテラン)氏。今週のArt Baselでお披露目されたばかりであり、広報担当者は「バナナは世界的な貿易を代表するものであり、古典的にユーモアとして使われてきた」と話す。説明を聞いても凡人にはさっぱり分からないところがまたミステリアスな雰囲気を演出する。

▼Maurizio Cattelan氏。

実は今回の落札価格1,300万円はかなり安いほう。例えば過去作品である、アドルフ・ヒトラーをかたどった作品「Him」はニューヨークのオークションで約19億円で落札された。

また昨年の作品、金色のトイレはイギリスの展示場から盗まれたことで騒ぎになった。

大きなリスクを犯してまで盗む価値があるものということで万人の理解は共通しているようだ。

アートの価値というものは非常に難しい。いずれ腐り落ちてしまうバナナは1,300万円の価値を維持するのか、それとも…。これからどうなるのかさっぱり分からない。

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