GoogleがHuaweiをブラックリストに追加。Androidサポート中止へ
netgeek 2019年5月20日
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Huaweiにとっては死活問題。
米商務省は5月16日にブラックリストにファーウェイと関連68社を追加しており、今回Googleもその動きに追従する形となった。これからHuaweiのスマホやタブレット端末はアンドロイドのアップデート、Gmail、Google Playストア、YouTubeが使えなくなる。
一部では「中国では百度(バイドゥ)や騰訊控股(テンセント・ホールディングス)などが高いシェアを占めており、Googleに締め出されても影響は限定的」と分析する見方もあるが、アプリがアップデートできないというのは致命的だ。これからHuaweiの端末を選ぶ人は激減し、撤退を余儀なくされるだろう。
▼4月に新モデルが登場したばかりのファーウェイのスマートウォッチ。
この動きに対し中国はどう出るか?法的対応を取るか、それとも独自OSの開発に乗り出すか…。ファーウェイの任正非CEOは「アメリカからの撤退はあり得る」とのみ話している。
いずれにせよファーウェイに対する悲観論は広がっており、他の選択肢がたくさんある中で消費者がわざわざファーウェイを選ぶ理由はどこにもない。
他方で鳩山由紀夫氏はファーウェイ支持。
米国は安全保障上の脅威と称し5G技術でリードしているファーウェイに制裁を加えている。CEOの任氏はインタビューで「5G技術を米国に頼まれても行く気は無い」と答えている。かつて日本もそうだったが、中国はモノマネの域を超えて最先端を走っている。5Gで脱落した米国に日本は追随してはならない。
— 鳩山由紀夫 (@hatoyamayukio) May 19, 2019
以前から日本は米国ではなく中国と仲良くすべきだと主張していた鳩山由紀夫氏は今もなおファーウェイを擁護する姿勢をとっている。注目すべきはリプライ欄に書き込まれている大量の非難の声。鳩山由紀夫氏の考えはいつも独特で大衆の共感を得ない傾向にある。
中国の王毅外相は「アメリカは中国企業の正常な経営を圧迫している」と強く抗議する声明を公表しており、今後は米中間の貿易摩擦がさらに悪化する恐れがある。
【追記】
Googleによるとファーウェイの既存製品ではGoogle Playストアなどが引き続き使えるとのこと。