ファーウェイに新たな技術上の重大問題。イギリスの対サイバー犯罪センターが報告
netgeek 2019年3月30日
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中国の華為技術(ファーウェイ)について新たな問題が見つかったとイギリス政府機関である国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)が報告書にまとめた。
セキュリティ問題が改善されていない。
英情報機関傘下であり対サイバー犯罪センターを意味するNCSCは3月28日、「ファーウェイに新たに技術上の重大な問題が見つかった」と報告書で指摘した。
NCSCは以前からファーウェイに改善を求めていたが、直っていないと指摘。技術的な問題が起きている原因はエンジニアの力が足りないからだと分析している。
技術上の問題が具体的にどういうことなのかはすでに公開されており、ファーウェイは窮地に立たされている。今回は確たる証拠のない「スパイ疑惑」という類の問題ではなく、セキュリティ上の問題なのだからなかなか反論が難しいだろう。
▼Huawei P30Proの発表会の様子。iPhoneやGalaxyでは写せないオーロラも、ファーウェイなら綺麗に撮影できるとアピールしている。
▼孟晩舟CFO。カナダで拘束された際、ファーウェイのMate 20 RS以外に、iPhone7Plus, MacBook Air、iPad Proを持っていた。
報告書ではあわせてイギリスの通信業者も大きなリスクを抱えているとまとめられている。アメリカはすでに5Gでファーウェイ排除の方針を決めたが、EUはまだ方針を決めかねている。そうした中でイギリスがファーウェイの5G参加を認めれば責任問題に発展しかねない。すでに政府機関が不適切と認定したのだから規制は強まるだろう。
ファーウェイはすでにインフラにおけるシェアランキングを大きく落としており、世界的排除の影響を大きく受けている。
おまけ
猫をパンダと認識するファーウェイ。
出典:https://twitter.com/ci_cicada/status/1111789785830449152
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